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今日の為替市場ポイント:米長期金利高止まりでドルは底堅い動きを保つ可能性

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8日の米ドル・円は、東京市場では155円38銭まで買われた後、154円90銭まで反落。欧米市場では155円26銭から155円99銭まで反発し、155円94銭で取引終了。本日9日の米ドル・円は主に156円を挟んだ水準で推移か。米長期金利の高止まりを意識して米ドル・円は底堅い動きを保つ可能性がある。

日本の長期金利の上昇が続いている。政府は11月28日の閣議で経済対策の予算上の裏付けとなる補正予算案を閣議決定した。一般会計の歳出総額は約18.3兆円に達している。この決定を受けて10年国債利回りは12月以降、一段高となった。市場参加者の間では、危機管理投資・成長投資に6.4兆円、防衛力と外交力の強化に1.65兆円が計上されたことが問題視されているようだ。特に、不測の事態に対応する措置とは思えない危機管理投資・成長投資に6.4兆円を計上することに対する批判的な意見が多いようだ。日本の財政悪化に対する懸念は消えていないため、長期国債利回りの上昇と円安はしばらく続く可能性がある。

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