[本日の想定レンジ]
12日のNYダウは245.96ドル安の48458.05ドル、ナスダック総合指数は398.69pt安の23195.17pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比750円安の50010円だった。本日は前週末の米ハイテク株安を背景に売りが先行して始まりそうだ。前週末は自動車や銀行などの割安株中心に買われ、日経平均は5日移動平均線(50565円)を上回り、ローソク足は6営業日ぶりに陽線を形成した。ただ、25日線(50088円)は下げ基調にあり、売り圧力が残っており、上値の重さも意識されそうだ。前週末の米国市場では、米ブロードコムの2025年11月-26年1月期の売上高見通しは市場予想を上回ったものの、経営陣が「人工知能(AI)関連製品の売り上げ構成比率が高くなるため、利益率が低くなる」と説明したため、AI関連投資や収益性に懸念が生じているとの見方につながった。なかでもSOX指数は5%超も急落したため、東京市場でも半導体などAI関連株中心に売りが優勢となり、日経平均は節目の5万円割れも想定される。ただ、株価水準が切り下がれば、押し目を拾いたい投資家も多いとみられる。また、19日に結果が判明する日銀の金融政策決定会合の結果を確認したいとの考えている投資家も多く、売りが一巡した後は、様子見ムードが強まるかもしれない。一方、米国では16日に雇用統計が公表される。労働市場の底堅さが示され、利下げ期待が後退すれば、日本株にも悪影響を及ぼす可能性があるだけに、雇用統計を受けた米国市場の動きにも注意が必要だろう。上値メドは、心理的節目の51000円、11月11日の高値(51513円)、心理的節目の52000円、下値メドは、25日移動平均線(50088)、心理的節目の50000円、49000円などが挙げられる。
[予想レンジ]
上限50800円-下限49700円
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