16日のニューヨーク外為市場でドル・円は154円40銭まで下落後、155円00銭まで反発し、引けた。
米11月雇用統計で失業率が予想を上回り労働市場の減速懸念が強まったほか、10月小売売上高も予想を下回る伸びに留まり、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げが正当化されるとの見方に、長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。しかし、非農業部門雇用者数が予想を上回ったほか、コア小売りも堅調でドル売りも限定的となった。
ユーロ・ドルは1.1804ドルまで上昇後、1.1736ドルまで反落し、引けた。
ユーロ・円は182円49銭へ上昇後、181円72銭まで反落した。
リスク回避や日銀の12月利上げ観測を受けた円買いが強まった。
ポンド・ドルは1.3402ドルへ上昇後、1.3360ドルまで反落。
ドル・スイスは0.7938フランへ下落後、0.7973フランまで反発した。
[経済指標]
・米・11月非農業部門雇用者数:+6.4万人(予想:+5万人、10月-10.5万人)
・米・11月失業率:4.6%(予想:4.5%)
・米・10月小売売上高:前月比+0%(予想+0.1%、9月:+0.1%←+0.2%)
・米・12月ニューヨーク連銀サービス業活動:-20.0(11月―21.7)
・米・12月製造業PMI速報値:51.8(予想:52.1、11月:52.2)
・米・12月サービス業PMI速報値:52.9(予想:54.0、11月:54.1)
・米・12月コンポジットPMI速報値:53.0(予想:53.9、11月:54.2)
・米・9月企業在庫:前月比+0.2%(予想:+0.1%、8月:+0.0%)
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