SaaS銘柄の将来リスク:AI(人工知能)は脅威か、それとも追い風か
投資家の間で懸念されているのが、「AIがあればSaaSのようなシステムは不要になるのではないか」という点です。
しかし、現実問題として、AIに指示を出すだけで複雑な業務システムをゼロから構築し、それを組織全体で継続的に運用していくのはまだ困難です。むしろ、既存のSaaSプラットフォームがAIを機能として取り込むことで、ユーザーの利便性が向上し、さらなる追加サービスの提供(単価アップ)に繋がる可能性が高いと考えられます 。
投資家としてのマインドセット:ジョン・テンプルトンの教え
伝説的なバリュー投資家であるジョン・テンプルトンは、次のような言葉を残しています。
多くの人は、今一番見通しが明るい銘柄はどこかと聞く。しかし、本当に見るべきは「今、見通しが一番暗い銘柄はどこか」である。
現在のSaaS銘柄は、まさにこの「見通しが暗い(と世間から思われている)」状態にあります。しかし、その裏側では業績がV字回復し、実力が株価を凌駕し始めている企業が存在します。「人の行く裏に道あり花の山」の精神で、逆張りの視点を持つことが肝要です。
SaaS銘柄投資の醍醐味は、目に見えにくい「中身の成長」をいち早く捉えることにあります。今回挙げた3銘柄以外にも、チャンスが眠っている企業はまだまだあります 。
※上記は企業業績等一般的な情報提供を目的とするものであり、金融商品への投資や金融サービスの購入を勧誘するものではありません。上記に基づく行動により発生したいかなる損失についても、当社は一切の責任を負いかねます。内容には正確性を期しておりますが、それを保証するものではありませんので、取り扱いには十分留意してください。
『 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 』(2026年1月27日号)より※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。