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世界が日本の「スポーツ関連株」に熱視線。ミズノ、アシックスは今が買いか?長期投資家が持つべき視点=元村浩之

注目すべき新興ブランド

主要メーカー以外にも、市場を揺るがす新しい勢力が登場しています。

スイス発のブランドであるオン・ホールディングス<ONON>はニューヨーク証券取引所に上場しており、その高い機能性から競技者の間で急速に注目を集めています。最近ついに黒字化を達成し、PERは54倍という高水準ながらも、次世代のリーダーとしての高い期待を一身に受けています。

一方で、かつて一世を風靡したアンダーアーマー<UA>は苦戦を強いられています。斬新なコンプレッションシャツで市場を席巻したものの、その後の商品展開がうまくいかず、現在は赤字に転落するなど、ブランドの維持と拡大がいかに困難であるかを物語っています。

まとめ

スポーツ関連銘柄は、流行り廃りのサイクルが非常に激しい業界です。しかし、実際に店舗へ足を運んで売れ行きを確認したり、競技者の生の声を聴いたりすることで、数字に表れる前の変化を察知できるという、個人投資家の「現場感覚」を存分に活かせる分野でもあります。

今後の戦略としては、圧倒的な技術力とハイエンド戦略で世界を席巻しているアシックスの勢いを見守りつつ、ワーク用品やサッカーへの多角化で着実に利益を積み上げ、PER的にも妙味のあるミズノに注目するのが賢明かもしれません。

そして王者のナイキについては、現在は「端境期」であると捉え、次世代のスター選手の登場や新技術の開発、そして在庫問題の解消を経て、再び王座を盤石にする復活のタイミングをじっくりと待つフェーズと言えるでしょう。


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image by: Wongsakorn 2468 / Shutterstock.com
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バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 』(2026年1月29日号)より※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。

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