2日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。為替介入への警戒が強まり、ドル売り・円買い圧力に下押しされる見通し。ただ、今晩発表の雇用統計でインフレ圧力が示されれば、米金利高を背景にドルは買戻しが入りそうだ。
前日発表された米経済指標のうちISM製造業景況感指数は悪化したが、節目の50を上回る内容となりドル買い材料となった。また、欧州中銀(ECB)主催のイベントに参加したウォーシュ連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言で利下げ観測は後退し、ドル買いを支援。ユーロ・ドルは1.1410ドル台から1.1370ドル台に失速し、ドル・円は162円前半から半ばに戻した。本日アジア市場も同様の展開となり、ドル・円は162円台で底堅く推移した。
この後の海外市場はドル・円は約40年ぶりの高値圏を維持しており、「いつ為替介入が実施されてもおかしくない水準」(市場筋)のため、警戒感による下押し圧力は続くだろう。ただ、焦点の米雇用統計は非農業部門雇用者数の減少も平均時給は増加が予想され、インフレ圧力によりFRBの今後の引き締め的な政策をにらんだドル買いは継続。また、原油相場の値下がりは続くものの、明日の休場を控え米国とイランの和平協議の行方も注視され、ドル売りは抑制されよう。
【今日の欧米市場の予定】
・18:00 欧・ユーロ圏失業率(5月) 予想6.3% 前回6.3%
・21:30 米・新規失業保険申請件数(先週) 前回21.5万件
・21:30 米・非農業部門雇用者数(6月) 予想11.5万人 前回17.2万人
・21:30 米・失業率(6月) 予想4.3% 前回4.3%
・21:30 米・平均時給(6月) 予想0.3% 前回0.3%
・23:00 米・耐久財受注(5月) 前回-4.5%
・23:00 米・製造業受注(5月) 前回4.8%
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