5日の日経平均は大幅続伸。2342.91円高の66300.44円(出来高概算27億8000万株)と終値では7月23日以来約2週間ぶりに心理的な節目の66000円台を回復して取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株中心に買われた流れを引き継ぎ、東京市場でも半導体・AI関連株中心に値を上げ、日経平均は取引開始後程なくして、66170.04円まで上値を伸ばした。韓国株式市場で総合株価指数(KOSPI)が一時5%近く上伸したことも投資家心理の追い風に。その後は利食い売りなどもあって上値が重くなったが、後場には再びじりじりと騰勢が戻り、後場終盤には66302.52円まで上値を伸ばした。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄が1000を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、非鉄金属、ガラス土石、情報通信、電気機器など23業種が上昇。一方、海運、鉱業、倉庫運輸、水産農林など10業種が下落した。指数インパクトの大きい銘柄では、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、イビデン<4062>、東エレク<8035>が強く、この4銘柄で日経平均を約1698円押し上げた。半面、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、横河電<6841>、三菱商<8058>が弱い動きだった。
前日の米国市場では主要株価指数が揃って上伸した。ホルムズ海峡の開放に向けた動きが進展していることから中東リスクが後退したほか、AI関連企業の好決算もあってテック株中心に幅広く買われ、SOX指数は6%超の上昇となった。また、トランプ米大統領がイランとの交渉進展に言及し、原油価格が下落したことで投資家心理が改善したことも好影響を与え、東京市場でも買いが優勢となった。また、KOSPIの上昇に連動する形で短期筋による先物買いなども入り、日経平均の上げ幅は一時2300円を超えた。個別では良好な決算を発表したイビデンのほか、光ファイバーなどの生産能力を増強すると発表した古河電<5801>が急伸し、他の電線株にも波及した。また、キオクシアHD<285A>をはじめとしたAI関連株の復調も目立っていた。
主力企業の決算内容の全体感はここまで良好な印象であり、今週末にかけてピークを迎える決算を受けた個別物色は引き続き活発化しそうだ。明日もソフトバンクGをはじめとして主力企業の決算が多く予定されており、引き続き各社の内容を注視しながらの相場展開となろう。ただ、為替介入への警戒感から一段の円高懸念も拭えていないため、外部環境の動向にも気を配っておきたい。
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