fbpx

貯金を減らして投資するのが怖い…リスク許容度が低い人への処方箋は?無理なく家計に投資を取り入れる方法=川畑明美

「貯金が減ることに少なからず抵抗があり、投資するのが怖く感じます」との相談を受けました。どうすればリスクを取って投資に踏み切れるのか。またリスク許容度が低い場合、どう家計に投資を取り入れるべきかをファイナンシャルプランナーが解説します。(『 教育貧困にならないために 教育貧困にならないために 』川畑明美)

【関連】次世代半導体で日本に3つの追い風、周回遅れから一躍トップも。「技術・素材・支援体制」整い世界のリーダーへ=勝又壽良

「貯金が減ることに抵抗が…」

当メルマガ 当メルマガ の読者さんから、次の質問をいただきました。

「私、結構メンタルブロックあると思います。慎重です。今までは迷ったらやらない、納得してからでないと始められない性格です。貯金が減ることに少なからず抵抗があり、投資するのが怖く感じます」。

もう少し具体的に伺うと、預貯金は必須である生活防衛費以上はあり、貯金額は十分の方です。

お金が減るということに、とても抵抗があるようですね。

人間の脳は、リターンよりも「損」に注目してしまうので、しかたがない部分もあります。質問者さんは、一般的な人よりもリスク許容度が低い方なのでしょう。

リスクが取れば、リターンを得るチャンスを得る

投資は「損をするかもしれない」というリスクを取ることで、場合によっては「大きなリターン」を得ることができるものです。

なので、リスク許容度が低い場合は、無くなってもよい金額でするしかありません。

また「減る」ということについて、よく理解をする必要があります。

「価格が変動する」金融商品を保有することを投資というのですが、価格がマイナスに変動していると「時価」としては減ることになります。

ところが、時価が減ったとしても、その「価格が変動する金融商品」を減った時に売却しなければ、本当の損にはならないのです。時価がマイナスの状態を「含み損」といいます。

含み損を抱えていても、保有を続けていれば、今度は時価がプラスになることもあるのです。時価がプラスの時は「含み益」といいます。

含み益の状態でも、本当の利益とはいえません。含み益の状態で売却できて、はじめて利益になるのです。

Next: メリットを理解するには時間がかかる。ただ、投資は早く始めた方が得

1 2
いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー