クラボウ<3106>は7日、2027年3月期第1四半期(26年4月6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.2%増の376.20億円、営業利益が同32.1%増の28.52億円、経常利益が同28.4%増の38.81億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同26.7%減の37.96億円となった。
化成品事業の売上高は185億円(前年同期比22.5%増)、営業利益は18.6億円(同132.7%増)となった。高機能樹脂製品は、生成AIの普及によるデータセンター向け投資の更なる加速と、それに伴うメモリー市場の急拡大などを背景に、半導体製造装置向け等の受注が好調で、増収となった。機能フィルムは、太陽電池や半導体製造工程向けの受注が好調に推移し、増収となった。産業マテリアルは、自動車内装材向け軟質ウレタン、断熱材、自動車フィルター向け不織布の受注が順調で、増収となった。
繊維事業の売上高は98億円(前年同期比16.5%減)、営業損失は2.1億円(前年同期は営業損失2.5億円)となった。糸は、インドネシア子会社のニット向け販売などが減少し、減収となった。ユニフォームでは、構造改革の一環としてインドネシア子会社の生地販売は撤退したものの、「BREVANO(ブレバノ)」などの防炎素材が堅調に推移するとともに、暑熱環境下におけるリスク低減の管理システム「Smartfit(スマートフィット)」も新規顧客の獲得があり、増収となった。カジュアルは、国内SPA向け製品などの受注が減少し、減収となった。
環境メカトロニクス事業の売上高は55億円(前年同期比5.4%増)、高採算製品の減少などにより、営業利益は7.1億円(同37.8%減)となった。ライフサイエンス・テクノロジーは、FA装置が順調に推移し、またバイオ関連製品では、撹拌脱泡装置や遺伝子受託解析サービスなども堅調で、増収となった。エレクトロニクスは、半導体製造装置向け液体成分濃度計が堅調に推移したが、膜厚計やインフラ検査システムの販売が減少し、減収となった。エンジニアリングは、プラント・設備工事や半導体製造関連装置などが順調に推移し、また排ガス処理設備も堅調で、増収となった。
食品・サービス事業の売上高は26億円(前年同期比5.2%増)、営業利益は1.6億円(同21.9%増)となった。食品は、即席麺具材や成型スープなどが堅調で、増収となった。ホテル関連は、国内旅行やインバウンド需要により宿泊やレストランなどが順調で、増収となった。
不動産事業の売上高は9億円(前年同期比0.6%増)、営業利益は6.1億円(同1.3%増)と前年同期並みとなった。
2027年3月期通期の連結業績予想については、同日、業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比11.3%増(前回予想比3.9%増)の1,600.00億円、営業利益が同30.7%増(同7.1%増)の120.00億円、経常利益が同20.1%増(同6.4%増)の133.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同14.9%増(同13.8%増)の148.00億円としている。
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