■NY株式:米国株式市場は反落、ウォーシュFRB議長が利上げの可能性示唆
米国株式市場は反落。ダウ平均は9.45ドル安の53559.99ドル、ナスダックは138.92ポイント安の26402.43で取引を終了した。
ジャクソンホール会合での連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ議長講演を控え、寄り付き後、まちまち。シカゴ購買部協会景気指数(PMI)や消費者信頼感の悪化で売りに転じた。ウォーシュ議長はインフレに鈍化が見られず、FRBが政策でインフレ対処に焦点を当てるべきだと主張した事が信頼回復につながり一時買われたが、終盤にかけハイテク中心に利上げを警戒し売られ、終了。セクター別では小売が上昇した一方、半導体・同製造装置が下落した。
後払いサービスを提供するアファーム・ホールディングス(AFRM)は第4四半期決算で調整後の1株当たり利益が予想を上回り、上昇。
カジュアル衣料小売りのギャップ(GAP)は第2四半期決算で1株当たり利益が予想を上回り、さらに、低迷していたオールドネービーのテコ入れで最高経営責任者(CEO)交代発表し、上昇。
オンライン決済のペイパル・ホールディングス(PYPL)は同業ストライプとアドベント・インターナショナルが同社買収計画を撤回したとの報道が嫌気され、下落。半導体メーカーのマーベル・テクノロジー(MRVL)は第2四半期決算の内容が予想を上回ったものの、期待に達せず、続落。半導体エヌビディア(NVDA)は高値から利益確定売りが先行した。
短期金融市場は9月連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げを50%以上の確率で織り込んだ。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ウォーシュFRB議長のジャクソンホール会合での講演でドル買いが加速
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は159円41銭まで弱含んだのち、160円20銭まで上昇し、160円09銭で引けた。
米8月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)、ミシガン大学消費者信頼感指数や同指数の1年期待インフレ率低下で一時ドル売りが優勢となったのち、ウォーシュFRB議長がジャクソンホール会合での講演でFRBの責務で最近のインフレ指標が必ずしも勇気づけられるものではなく、インフレが目標に向けて明確に、十分なスピードで改善する事を確信する必要があるとし、さもなければ我々にはやる事があり、FRBの現在の主要な焦点が「物価にあるべき」と発言したため9月の利上げを織り込む金利上昇に連れ、ドル買いが加速。ベッセント米財務長官が書簡で無秩序な円相場が米国の金利上昇リスクになるとの見解を示したとの報道で、ドルは伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは1.1658ドルまで上昇後、1.1578ドルまで下落し、1.1585ドルで引けた。
ユーロ・円は185円92銭から185円39銭まで下落。
ポンド・ドルは1.3599ドルへ上昇後、1.3527ドルまで下落した。
ドル・スイスは0.8026フランへ下落後、0.8099フランまで上昇した。
■NY原油:小反落、金融政策を巡る警戒感からリスク回避の売りが優勢
8月28日のNY原油先物10月限は小反落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比-0.19ドル(-0.23%)の83.34ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは82.27-83.70ドル。ウォーシュFRB議長のタカ派的な講演を受けて金融市場全体でリスク回避姿勢が強まったことが上値を抑え、利益確定の売りがやや優勢となった。通常取引終了後の時間外取引では主に83ドル台前半を挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 62.32ドル +1.15ドル(+1.88%)
モルガン・スタンレー(MS) 214.77ドル -0.09ドル(-0.04%)
ゴールドマン・サックス(GS)1033.99ドル -6.88ドル(-0.66%)
インテル(INTC) 89.47ドル -2.62ドル(-2.84%)
アップル(AAPL) 319.70ドル +5.12ドル(+1.62%)
アルファベット(GOOG) 342.88ドル +5.17ドル(+1.53%)
メタ(META) 578.02ドル +6.92ドル(+1.21%)
キャタピラー(CAT) 800.25ドル -16.75ドル(-2.05%)
アルコア(AA) 50.32ドル -0.87ドル(-1.69%)
ウォルマート(WMT) 103.09ドル +0.46ドル(+0.44%)
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