今週はG20主要財務相・中銀総裁会合がノース・カロライナで開催される予定で、各国中銀のインフレや金融政策を巡る発言で、利上げの可能性などを判断する。ベッセント米財務長官も参加予定で、米長期債市場支援計画を巡る発言などに焦点が集まる。金融政策では、カナダ、ニュージーランドが会合を予定している。
米国では金融政策決定において重要となる労働市場動向を判断するうえで雇用統計に注目が集まる。そのほか、全米の製造業活動を判断するうえで全米の製造業動向を示す米供給管理協会(ISM)が発表するISM製造業が注目材料となる。連邦準備制度理事会(FRB)はさらに、次回連邦公開市場委員会(FOMC)会合の判断材料となる地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表予定でインフレや景気、雇用の判断・見通しに注目が集まる。
ウォーシュ議長はジャクソンホール会合での講演でFRBの責務で最近のインフレ指標が必ずしも勇気づけられるものではなく、インフレが目標に向けて明確に、十分なスピードで前進する事を確信する必要があるとし、さもなければ我々にはやる事があり、FRBの現在の主要な焦点が「物価にあるべき」と発言したため9月の利上げを織り込む金利上昇に連れ、ドル買いが加速した。7月FOMC会合で利上げを支持し据え置き決定に反対票を投じたハマック米クリーブランド連銀総裁は長期にわたり待つと消費者への痛みが大きくなると、「今が利上げの時期」と、再表明。シュミッド米カンザスシティ連銀総裁も7月会合で、利上げを支持していたと言及するなど、多くのFRB高官がインフレの改善基調が見られないと、利上げに傾斜しつつある。
ウォーシュ議長は「労働市場は安定している」との見解を示した。一方、消費者は労働市場への懸念を強めつつあり、FRB高官よりも悲観的。雇用統計が冴えない結果となると、ドル買いがさらに後退すると見る。
●米国
9月1日:建設支出、ISM製造業、製造業PMI、JOLT求人件数
2日:連邦準備制度理事会(FRB)がベージュブック発表、製造業受注、ADP雇用統計3日:貿易収支、失業保険申請件数、ISMサービス業、ウォラーFRB理事がインフレ、経済見通しや中銀対応講演
ハマック米クリーブランド連銀総裁、グールズビー米シカゴ連銀総裁が講演
4日:雇用統計
●欧州連合(EU)
G20財務省、中銀会合
アイスランド、EU加盟協議再開するかどうかの国民投票
9月1日:ユーロ圏PMI
3日:ユーロ圏サービスPMI、PPI、欧州中央銀行(ECB)がブラックアウト期間入り
4日:ユーロ圏小売、ECBチーフエコノミスト、レーン氏が基調演説
●英国
9月1日:製造業PMI、住宅価格
4日:ベイリー英中銀総裁が講演
●カナダ
9月2日:カナダ中銀金融政策決定会合、マクレム総裁が会見
4日:失業率
●中国
9月1日:レーティングドッグ製造業PMI
3日:レーティングドッグサービス・総合PMI
●NZ
9月2日:NZ準備銀金融政策決定会合
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