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年末ジャンボ10億円を夢見る人が知らない現実。当せん者の5.28%が「5年以内に破産」の恐ろしい統計=鈴木傾城

これは普通の人間なら抵抗不能な感情なのか?

「熱狂混じりの不合理な感情」は一獲千金を妄想しているときに発生しやすいのだが、仮にその一獲千金が成し遂げられたら収まって正常な感覚に戻るのだろうか。どうも、そうではなさそうだ。

あぶく銭が入れば、ますます理性は吹き飛んでしまうのだ。

日本では、宝くじで1,000万円以上を当てた人に、みずほ銀行から『【その日】から読む本』という冊子が渡されるという。弁護士や臨床心理士、ファイナンシャルプランナーの意見を取り入れて作られたものだ。

冊子には、「当せん金は現金で持ち帰るな」とか「当せん直後は自分が興奮状態にあると自覚せよ」とか「後悔するような軽はずみな言動に注意せよ」みたいな内容が書かれているという。

この警告には、もちろん根拠がある。3人の経済学者が、フロリダ州の宝くじ当せん者1,212人の記録と自己破産の記録を突き合わせた研究を2011年に発表している。これによると、5万~15万ドル(約785万円~約2,355万円)の当せん者の破産率は、以下のようになっていた。

・当せんから2年以内:12人が破産(0.99%)
・3年後から5年後:52人が破産(4.29%)
・5年以内の合計:64人が破産(5.28%)

まとまった大金が入っても、5年以内に5.28%の人がすっからかんになっていたのだった。数年という時間をかけて、当せん者は元の木阿弥となった。銀行が冊子を用意する理由は、ここにある。

このことから、一獲千金の妄想はーーー

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※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

image by:Bo_Bo/Shutterstock.com

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