まことしやかに囁かれる「10月相場は鬼門」というキーワードに過敏になるマーケット。海外の専門家の中には「中国発世界恐慌がもうすぐ来る、確実に」と唱えている人もいます。(『FPO公式[FX・株式投資 応援メルマガ]』)
マーケットでは「いつ、どのようなことも起こり得る」と心得よう
10月は魔物が棲む月?
まことしやかに囁かれる「10月相場は鬼門」というキーワードに過敏になるマーケット!10月2日にLINE@にアップした記事へのコメントに興味深い質問がありましたのでシェアします。
【個人投資家・Kishiroさんの質問】
こんばんは。海外の専門家の中には「中国発世界恐慌がもうすぐ来る、確実に」と唱えている人もいますが、FPO投資顧問さんはどう思われますか?
【FPO投資顧問の回答】
はい、私たちも欧州の機関投資家でマネージャーを務めている方から、そのような話は聞いております。ただ、いつ来るかという点については「?」が付くかもしれません。
相場の世界は常にリスク要因に囲まれています。トレーディングをする者としては、「いつ、何が襲ってくる」ということに腐心するのではなく、「いつ、どのようなリスクに襲われても良いようなトレードスタンスやトレード手法を確立すべき、つまりリスク管理を常に徹底すべき」と考えています。
10月は過去に世界的な暴落が起こったから「また起こるかも」と考えたり、トレーディングを控えたりするのではなく、「いつでも、起こること」を念頭に置き、「いつ、大きなリスク要因が襲ってきても対処できる」態勢を整えた上で相場に臨むべきではないでしょうか。
同時に、買うことだけで利益を上げることを考えず、売ることでも利益が手に入ることを理解すべきと思います。そうすれば、巷にあふれる恐慌説や暴落説に怯えることなく、利益に変えることができるようになると考えます。
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