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年齢と学歴で差がつく?「格差社会の本場」アメリカの現実を可視化してみた

年齢グループごとの家庭の富の平均額

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<第17頁>

年齢グループごとの家庭の富の平均額です。

65歳以上で20万ドル強、50歳から64歳の年齢グループでは15万ドル、35歳から49歳の年齢グループで5万ドル強です。

重要なのは、リーマンショック前の2007年から現在までの、各グループの資産の変化です。

全グループが資産を減らしていますが、65歳以上の年齢グループの資産減少率が比較的少ないのです。これは年寄りほど、安全資産に比重を移していること。そして、よく学習しており、一部かも知れませんが、2008年の株の下落を認識していたからでしょう。なお、2010年から2013年にかけても資産を減らしています。資産を食い潰しながらの退職生活なのかも知れません。

64歳以下のグループは、若いだけに博打的な値上がり期待での投資が多かったのではないでしょうか? 今後のことを考える場合にも重要でしょう。

学歴グループごとの富の平均額

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<第18頁>

学歴グループの富の平均額です。

上から大学院卒、大学卒、高卒、短大卒、それ以下の分類です。学歴の差が出ているのは当然でしょうが、こちらも同様に、重要なのはリーマンショック前の2007年から現在までの変化です。

全グループが資産を減らしていますが、大学院卒グループの資産減少率がほとんどないのです。これもよく学習して、一部でしょうが、2008年の株の下落を認識していたからでしょう。

他方、大学卒グループは、博打的な値上がり期待での投資が多かったのではないでしょうか? 2010年から2013年にかけては資産が増えています。しかし、今後はどうなるか心配なはずです。このデータも、今後のことを考える場合には重要だと思います。

さて、米国の富の偏在を確認しましたが、日本の「格差社会」は現在も拡大しているのでしょうか。
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※本記事は、『いつも感謝している高年の独り言(有料版)』2017年6月27日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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いつも感謝している高年の独り言(有料版)』(2017年6月27日号)より一部抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
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