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1ドル101円も? 米大統領選直前の「波乱リスク」を考える=式町みどり

米利上げ問題、そして米10月雇用統計が市場に与える影響は?

さて、今週は「日米の金融政策決定会合」と「米国の10月雇用統計発表」の週。

日銀は政策現状維持で、物価目標2%達成を2018年(黒田総裁任期の年)まで5回目の延期という結果。ちなみに、消費者物価2%は過去30年強の日本で5回しか経験していない、とても高いハードル。この目標を安定的にクリアできるのはいつでしょうか?

米FOMCは、選挙直前ということもあり現状維持の予想。12月の利上げ(直近の確率は68%)が予想されていますので、2日の会合後の声明に年内利上げへの含みがあれば、反応もすると思われます。ですが、今のところ選挙への不安材料が勝るように思います。
※編注:FRBは2日のFOMCで追加利上げの見送りを決定、12月利上げの可能性が高まったと見られている

米ドル/円 週足(SBI証券提供)

米ドル/円 週足(SBI証券提供)

最後になりますが、105円台半ばまでつけたドル円相場。ドル金利の上昇や日本企業による米企業買収などもサポートになり上昇してきましたが、ここで頭が重くなると、101~105円を中心としたボックス圏での動きに当面終始する可能性が高まります。

※11月2日東京時間午前10時執筆。本号の情報は11月1日のニューヨーク市場終値ベースを参照しています。なお、記載内容および筆者見解は参考情報として記しています。

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億の近道』(2016年11月2日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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