人工知能(AI)は敵か、それともブラック労働から私たちを救う解放者か？＝東条雅彦

人間の労働は今後、よりクリエイティブな方向へシフトする

最も社会的にインパクトが大きいとされる自動運転は、統計的・確率的手法によって実現しています。

人間が運転する場合、交通ルールに則って、A地点からB地点に自動車を移動させます。ここにオリジナルな発想性が要求されることはほとんどありません。統計的・確率的手法でなんとかなるため、自動車の運転という分野は人工知能に任せられるのです。

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今までも人類は機械化によって単純労働から解放されてきました。2020年代から始まるAI革命はこの延長上にあるものです。人工知能が浸透してくれば、人間の労働は単純労働からよりクリエイティブな労働にシフトしていくことでしょう。

このこと自体は別に悪いことではなく、むしろ、喜ぶべきことです。過去の歴史に学ぶと、これから新しい仕事が猛スピードで生まれてくることはほぼ確実だと言えます。

人間がコンピューターに支配されるという世界は、今の所、SF映画の中だけの話なので、アンテナを張り巡らして、到来するチャンスに焦点を合わせていきましょう。

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