別れたときの失敗はイヤ
もちろん、これは恋愛などでも同じです。
例えばあなたが、ある人とつき合っていたとしましょう。そして、ややマンネリかなぁ…と思っていたとき、他の相手が現れました。
「どうしよう…。別れて、この人とつき合おうか…」。あなたは悩みます。このときに、こんな結果になったことを想像してみてください。
A「別れずに今の相手と生活を続けていたら、その相手がとんでもない暴力を振るうようになった」
B「別れて新しい相手とつき合ったら、新しい相手がとんでもない暴力を振るうようになった」
この場合、Bのときの方が後悔が大きいのではないでしょうか。そのため、最悪の事態を恐れた場合、つい人は無意識に「今のまま」を選んでしまうのです。
これこそが、「後悔の嫌悪」なのです。
成功したときのことを考えよう
もちろん、それでいいと言うなら、それもあなたの選択です。ただ、もしあなたが「このままじゃいけない…」という予感を感じているのなら、こんなアドバイスをしましょう。
まずは、「後悔したときのこと」だけではなく、「成功したときのこと」を考えてみてください。
「株を買い換えたときに、倍に上がった」ときの喜びは、「株をそのまま持っていたときに、倍に上がった」ときよりも強いはず。
「新しい相手とつき合って、幸せな生活を送れるようになった」ときの嬉しさは、「そのままの相手とつき合って、幸せな生活を送れるようになった」ときよりも大きいはずです。
…それでも、まだ勇気が湧かない方もいるかもしれません。それなら、こう言いましょう。