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強い相場に乗るだけ。東京株式市場はまだまだ全然バブルではない=江守哲

この株高は「バブル」ではなく企業努力の賜物

それにしても、株価の上がり方はものすごいものがあります。1日の日経平均は400円超の大幅高でした。主要企業の決算発表を材料に買われました。

10月31日に1回目の集中日を迎えた3月期決算企業による9月中間決算発表を材料に、好決算を発表した個別銘柄に買いが集中しました。特にソニー東京エレクトロンなどが急伸し、これが日経平均株価の上げ幅拡大を支援しました。想定以上の好業績を発表する企業が目立つ上、米国における良好な経済指標の発表や半導体関連株の上昇、さらに円安傾向なども株高を支援しています。

この勢いでいくと、バブル崩壊後の96年6月に付けた戻り高値である2万2666円を目指す動きになりますね。もう目の前ですが(※編注:本稿執筆11月6日時点)。

一方、第4次安倍内閣が1日に発足しましたね。初閣議で17年度補正予算案の編成を指示するとともに、衆院選で公約に掲げた教育無償化を柱とする2兆円規模の政策パッケージの策定に着手することを言明しました。

安倍首相は「賃上げの流れを加速させ、デフレ脱却を確実にする」としました。さらに5日に来日したトランプ米大統領との首脳会談では、北朝鮮情勢への対応を協議するとしています。

さて、上場企業の17年9月中間の連結決算発表は中盤を迎えていますが、11月2日までに発表した604社(金融を除く)の売上高は前年同期比9.4%、経常利益は同27.2%増で、きわめて強い内容です。好調な世界経済や円安を背景に、国際競争力の高い輸出企業の業績が拡大しているといえます。また為替レートは1ドル=111円で、前年同期より約6円の円安水準だったことも、収益に貢献したといえます。

9月中間の好業績を受けて、2日までに発表した企業の3割に相当する186社が18年3月期(通期)の経常利益予想を上方修正しています。経常利益見通しは前期比13.8%増で、8月時点の予想である5.6%増から大幅に拡大しています。日本の主力企業の収益力は相当上がっているということです。

そのうえ、株価も全く割高感がありません。きわめて健全な状況にあり、株高基調は自然な流れでしょう。

Next: 日本株はすでに「歴史的大相場」に入っている

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