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個人が売り越すマーケットは下がらない / 日経225のボリンジャーバンド分析ほか~大阪Nさんとの交信

ブラジル・中国市場の動向 / 低ボラティリティの続く日本市場について

大阪N:

山崎先生ご指摘のボベスパ指数は大統領選の結果が出る前に底離れしていてちょっと意外でした。さすがに山崎先生は目線の置き所が的確ですね。

ボベスパ指数日足(チャート提供:SBI証券)

ボベスパ指数日足(チャート提供:SBI証券)

山崎:

これは所謂ドタ勘というヤツです。謙遜ではなくホントのことです。

大阪N:

岡崎良介氏はGMが中国国内で最大100万円近い値引きを始めたというニュースを取り上げておられましたが、私も身構えてしまいました。ただ危機が来るとしてもどんな形で来るのか想像もつきません。

山崎:

彼は出身大学も学部も私と同じ、元野村と言うのも同じ故か私を立ててくれるのでBS12チャンネルで気持ちよく付き合っていますが、多方面にわたって勉強しているようです.

大阪N:

今は市場のボラティリティが非常に低い時期ですが、1年を通してこのままとも思えません。次の変化の兆しをどう捉えていくか、今後ともご指導を頂きたくお願い申し上げます。

山崎:

今は強い相場と言うよりは膠着状態の相場ですね。膠着はあくまで臨時の姿だから、いつか大きく動くのではないでしょうか。

でも、下値が人工的官製カンヌキが掛っている相場はつまらないです。古い話ですが昭和39年と40年不況の前半にカンヌキ相場は体験しました。

あのときそれを突破したのは佐藤内閣の財政出動で、今でいう第2の矢でした。それがそのまま57ヶ月の史上最長のいざなぎ景気につながりましたが、今度は何が契機になりましょうか?


大阪の投資家・Nさんと山崎氏のやりとり、いかがでしたでしょうか。

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山崎和邦(やまざきかずくに)

山崎和邦

1937年シンガポール生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。野村證券入社後、1974年に同社支店長。退社後、三井ホーム九州支店長に、1990年、常務取締役・兼・三井ホームエンジニアリング社長。2001年同社を退社し、産業能率大学講師、2004年武蔵野学院大学教授。現在同大学大学院特任教授、同大学名誉教授。

大学院教授は世を忍ぶ仮の姿。実態は現職の投資家。投資歴54年、前半は野村證券で投資家の資金を運用、後半は自己資金で金融資産を構築、晩年は現役投資家で且つ「研究者」として大学院で実用経済学を講義。

趣味は狩猟(長野県下伊那郡で1シーズンに鹿、猪を3~5頭)、ゴルフ(オフィシャルHDCP12を30年堅持したが今は18)、居合(古流4段、全日本剣道連盟3段)。一番の趣味は何と言っても金融市場で金融資産を増やすこと。

著書に「投機学入門ー不滅の相場常勝哲学」(講談社文庫)、「投資詐欺」(同)、「株で4倍儲ける本」(中経出版)、近著3刷重版「常識力で勝つ 超正統派株式投資法」(角川学芸出版)等。

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