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外貨を狙う北朝鮮のサイバー攻撃、米国は武力制圧にゴーサインか?=浜田和幸

米大使館のエルサレム移転を前倒し

ぶっちゃけ、イスラエルのネタニヤフ首相が絶体絶命のピンチに陥っている。

来る5月には建国70周年を迎えるイスラエル。

それに合わせて、アメリカのトランプ大統領はテルアビブにあるアメリカ大使館をエルサレムに移転すると発表。

当初は来年と言っていたのを、急きょ、5月に前倒しするというのである。

現在のアメリカ大使館はテルアビブの一等地にあり、眼前には青い地中海が広がる。

それを聖地エルサレムとはいえ、アルノラ地区にある領事館に一時的に移転するという。

この古くて狭い領事館はエルサレムの旧市街に位置しており、目の前にはガソリンスタンドや自動車修理工場が並び、実に雑然とした雰囲気。

ぶっちゃけ、アメリカ大使館の立地条件としては相応しくないだろう。

トランプ大統領は「中間選挙」を意識している

では、なぜ、そんな場所に急いで大使館を移転させようというのであろうか。

アメリカ国務省では「より広い土地を探し、新たな大使館を建設する」と説明するが、まだ土地の確保のメドは立っていないようだ。

要は、アメリカで11月に予定されている中間選挙を意識してのこと。

アメリカ人口の4分の1を占めるキリスト教福音派が長年求めていた「エルサレムをイスラエルの首都へ」とする運動への理解を示すためである。

トランプ大統領にとっては彼らの支持で当選したようなもの。

彼らの支持をより確実なものにすることで、来る11月の中間選挙で勝利し、議会の主導権を共和党にもたらしたいわけだ。

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