妻の収入が世帯年収の40%を超えると、夫のストレスが大きくなることが英バース大学の研究によって明らかになりました。この価値観は当分、変わらないでしょう。(『教育貧困にならないために』川畑明美)
プロフィール:川畑明美(かわばた あけみ)
ファイナンシャルプランナー。2人の子どもと夫婦の4人暮らし。子育てをしながらフルタイムで働く傍ら、投資信託の積立投資で2,000万円の資産を構築。2013年にファイナンシャルプランナー資格を取得。雑誌を中心に執筆活動を行う一方、積立投資の選び方と積立設定までをマンツーマンで教える家計のコーチング・サービスを展開している。
ファイナンシャルプランナー。2人の子どもと夫婦の4人暮らし。子育てをしながらフルタイムで働く傍ら、投資信託の積立投資で2,000万円の資産を構築。2013年にファイナンシャルプランナー資格を取得。雑誌を中心に執筆活動を行う一方、積立投資の選び方と積立設定までをマンツーマンで教える家計のコーチング・サービスを展開している。
夫の収入を妻が知らない家庭は、さらに夫婦関係が悪くなる?
親世代と違う環境になるとストレスがかかる
妻の収入が世帯年収の40%を超えると、夫のストレスが大きくなるという論文が発表されました。
※参考:Men’s stress rises when their partner earns over 40% of the household income, study reveals – The telegraph(2019年11月21日公開)
英バース大学の研究者が6,000組のカップルを分析した結果です。
研究者は、今までの社会的習慣の圧力で、ストレスがあるのではないかと考察しています。
つまり、親世代と違う環境になるとストレスがあるということですね。
あえて夫よりも収入を低く抑えるケースも
私(川畑家)の場合で考えてみました。
婚約・結婚初期は、私の年収は世帯年収の40%くらいでした。
出産・未就学児の頃は、私の収入は落ちて、世帯年収の20%くらいでした。
その後、次女が小学生になり独立起業します。
次第にまた、世帯年収の40%に戻り、法人化を経て40%を少し超えました。
ただし、私はあえて、主人より多くの給料を得ていません。
法人にすると役員報酬を自分で決められるので、少し下回るように調節しています。
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