最悪の状況になる前に解散か
<「3前解散」その1:コロナ不況が本格化する前>
極右のイデオロギー以外は、アベノミクスだけで持っているような安倍政権です。コロナ不況が本格化してしまうと、アベノミクスそのものが否定されてしまいます。
<「3前解散」その2:トランプ大統領が大統領選で敗北する前>
次にトランプ大統領の存在です。
なんと言っても、世界各国首脳陣の中で、「シンゾー・アベ」だけがトランプ大統領にものが言える存在だということになっています。自称だと思いますが、安倍総理は、トランプ大統領との親密な関係を強調しています。
そのことが安倍総理の売りなだけに、トランプ大統領が選挙で負けてしまうと、安倍総理の存在感も薄れてきます。大統領選挙は、確か11月でしたよね。
<「3前解散」その3:東京オリンピック来年開催中止が決まる前>
そして肝心なのが、東京五輪です。IOCが2021年開催の是非を判断するのが秋頃だと言われていて、その判断が出る前に解散をしておきたいというのです。
与党内では東京五輪開催は、ほぼ諦めているのでしょうかね。
そもそも新型コロナウイルス感染対策が遅れたのも、東京五輪開催という政治的判断を最優先したからで、その後の感染者数抑制のためにPCRコロナ検査を拡充しなかったわけですから、その前提である東京五輪そのものが無くなってしまうと、今までの新型コロナウイルス感染対策の整合性が取れなくなってしまいます。
五輪頼みの景気回復はどうなるかわかりません。景気が悪くなってからの解散は最悪ですからね。
秋には特別国会招集で解散宣言?
カジノにおいても、海外大手のラスベガス・サンズが手を引くことになり、その盛り上がりは急激に減速しています。
コロナ問題でカジノ自体がどうなるかもあり、大阪では万博誘致がありますから、イソジンの力を借りてでもウイルスは撲滅したいはずです。
野党の動きから見ても、この与党関係者による「3前解散」発言からも、秋は特別国会を招集して解散宣言するのではないでしょうか。