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ドル円相場に変化の兆し、105円を割り込むか〜今週の各通貨ペアチャート分析=川口一晃

ユーロ/円 下げ止まることが出来るか

200907_Pentagon_EuroyenS0904

<先週の動き>
A点が位置する時間帯より上昇に転じたユーロ円はABラインに沿って推移したものの、高値の節目であるp点水準に到達すると上ヒゲの長いローソク足を示現し、ABラインから下放れ下落に転じた。
次の注目日は9月10日前後である。

A点水準:約123円
C点水準:約128円

<今週のポイント>
下げ止まりから落ち着いた動きになるのであれば、右肩上がりのACラインが下値支持線となることが期待される。しかも、先週末には同事線が出現している。
p点およびq点でダブルトップを形成している可能性がある。つまり、上値の重たい展開に移行する可能性がある。この場合は、右肩上がりのACラインを割り込んでいくことが考えられる。

<現在の相場状況>(基本のポジションとロスカットを含めた転換価格を提示)
上昇トレンドの上昇局面である。下落局面への転換価格(売りシグナル及びロスカット)は、終値で125円75銭を割り込むことである。

<今週のメインシナリオ>
堅調な展開を維持する可能性はある。右肩上がりのACラインが下値支持線になることが考えられる。しかも、ACラインの上方で同事線が出現しているからだ。この場合、128円を目指す動きになっていくことが期待されよう。

<サブシナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性がある。右肩上がりのABラインから下放れてきている。また、上述したように、p点およびq点でダブルトップを形成していると考えることが出来るからだ。この場合、ACラインを割り込み、ADラインを試す動きになっていくことが考えられる。

豪ドル/円 流れが変わったのか

200907_Pentagon_AGS0904

<先週の動き>
豪ドル円は右肩上がりのABラインに沿って推移してたものの、B点が位置する時間帯に同事線が出現。その後は右肩下がりのBDラインに沿って下落をしている。
次の注目日は9月7日前後である。

A点水準:約71円50銭
B点水準:約79円50銭
D点水準:約76円50銭

<今週のポイント>
週明けにC点が位置する時間帯を通過する。したがって、C点が位置する時間帯が変化日となり、下げ止まることで堅調な展開を維持することが出来るのか否かがポイントになる。
堅調な展開を維持するには、右肩下がりの上値抵抗線BDラインをも越えていくことが必要なとなる。逆に言えば、BDラインを越えることが出来ないのであれば、上値の重たい展開に移行することになろう。

<現在の相場状況>(基本のポジションとロスカットを含めた転換価格を提示)
上昇トレンドの上昇局面である。下落局面への転換価格(売りシグナル及びロスカット)は、終値で77円05銭を割り込むことである。

<今週のメインシナリオ>
堅調な展開を維持する可能性はある。C点が位置する時間帯が変化日となり、下げ止まりから落ち着いた動きになる可能性がある。また、右肩上がりのADラインが下値支持線として控えているからだ。この場合、79円台に乗せていくことが考えられる。

<サブシナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性が出てきた。B点が位置する時間帯より下落に転じている。また、右肩下がりのBDラインが上値抵抗線として控えているからだ。この場合、ADラインを割り込み、74円台を試す可能性がある。

Next: ポンド/円 週明けの動きに注目

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