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テスラ株採用で「S&P500」乱高下へ。ハイテク株が支配する米国株=高梨彰

派手な値動きが指数にも

言い換えれば、「米株高」の裏で、もたつく株がたくさんあるとも。9,000億ドルの景気対策にしても、恩恵は前述の企業などに集中しそうです。

テスラ株がS&P500に入って、実際に指数の値動きがどれだけ派手になるか注目です。

テスラ株は「割高だ」と言われ続けながら値上がりしてきました。しかも、テスラはその間に増資を繰り返しています。直近でも、S&P500入りが発表され、先回り買いが入る中での増資を決めたばかりです。

「割高だ」と唱えてきたアナリスト等は、テスラが導くS&P500急落を心待ちにしているはずです。

世界的なウイルス感染が再拡大する中で、相変わらず株式市場や商品先物、ついでに暗号資産(仮想通貨)の値動きは元気です。あらゆる景気刺激策がリスク資産価格、しかも限られた銘柄に吸い取られていきます。

こんな値動きがまっとうなわけないのですけど、抗うのも難しいところ。バブル全盛の冬至です。ゆず湯にでも浸かっておきますか。

今回のまとめ

・9,000億ドルの米景気対策合意、株高を導く
・テスラ株が本日よりS&P500入り、派手な値動きが指数にも
・S&P500の構成比率をみて、改めて「株高=ハイテク株高」を実感

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高梨彰『しん・古今東西』』(2020年12月21日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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