ファンペップ<4881>は12日、2026年12月期第1四半期(26年1月-3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.0%増の0.00億円、営業損失が2.94億円(前年同期は6.03億円の損失)、経常損失が2.90億円(同6.00億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が2.91億円(同5.98億円の損失)となった。
抗体誘導ペプチドプロジェクトにおいて、抗体誘導ペプチド「FPP004X」(標的タンパク質:IgE)は第1相臨床試験を2025年3月に開始し、2026年4月にすべての被験者で治験薬投与後の観察期間を終了している。今後、本試験のすべてのデータの収集及び解析を進め、速報結果は2026年第3四半期(7-9月)に開示する予定である。同試験では、健康成人及び季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)患者を対象に、FPP004Xの安全性、忍容性及び免疫原性(抗体産生)を主に評価する。なお、FPP004Xに関しては、2024年3月に塩野義製薬との間でオプション契約を締結しており、同社は、全世界での全疾患に対する独占的研究開発及び商業化権の取得に関するオプション権を保有している。抗体誘導ペプチド「FPP003」(標的タンパク質:IL-17A)は、2019年4月からFPP003の尋常性乾癬を対象疾患とする第1/2a相臨床試験をオーストラリアで実施した。同試験において、FPP003投与症例の約8割(高用量コホート、陽性率78%(9例中7例))で抗IL-17A抗体(標的タンパク質IL-17Aエピトープに対する抗体)の抗体価の持続的な上昇が確認された。安全性に関しては、ワクチンで頻繁にみられる局所反応以外に特に臨床的に問題となるものはみられなかった。また、強直性脊椎炎を対象とする開発については、医師主導治験による第2a相臨床試験の段階にある。なお、FPP003に関しては、既に完了している初期臨床試験結果等に基づいて、現在、新たな開発パートナー確保に向けたアライアンス活動を行っている。
機能性ペプチド「SR-0379」について、同社グループは、2021年6月から皮膚潰瘍患者を対象とする第3相臨床試験(SR0379-JP-SU-01試験、以下、「01試験」という。)を実施した。その結果、本試験の事後部分集団解析(潰瘍サイズ(長径×短径)36cm2未満)において、SR-0379群はプラセボ群と比較して、主要評価項目(「外科的処置に至るまでの日数」)の統計学的有意な改善を確認することがでた。安全性に関しては、治験薬と因果関係がある有害事象はなく、SR-0379の高い安全性が確認された。同社グループは、上記の01試験で効果がみられた皮膚潰瘍患者(潰瘍サイズ(長径×短径)36cm2未満)を対象に、有効性の再現性を確認するための追加の第3相臨床試験(SR0379-JP-SU-02試験、以下、「02試験」という。)を2024年12月に開始した。2025年12月に目標被験者数の半数の症例登録を完了している。同試験の被験者登録が順調に進捗した場合、試験の結果について、2027年上半期(1-6月)に得られる見込みである。
2026年12月期通期について、同社グループの事業収益は研究開発の進捗状況や新規提携候補先との交渉状況等に依存しており、その不確実要因を考慮すると現時点では合理的に算定することが困難なため、業績予想は記載していない。
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