23日の日本株市場は買い先行で始まった後は、引き続き半導体株の戻りをにらみながらの相場展開になりそうだ。22日の米国市場はNYダウが6ドル安、ナスダックは146ポイント安だった。トランプ米大統領がホルムズ海峡を航行する船舶をイランが攻撃した場合、イランのインフラを破壊すると自身のSNSに投稿。イラン情勢を巡る不透明感からWTI原油先物価格は1バレル=86ドル台に上昇したことが重荷になった。また、大型テック企業の決算発表を控えていたことも持ち高調整の売りに向かわせた。シカゴ日経225先物は大阪比330円高の66400円。円相場は1ドル=163円10銭台で推移。
日経平均株価は、シカゴ先物にサヤ寄せする形で買いが先行して始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで65640円まで売られる場面もみられたが、米国市場の取引開始後は買い優勢の流れとなり、一時66720円まで買われた。ただ、ボリンジャーバンドの-1σ(66790円)に抑えられる形になり、日中比260円高の66330円で終えている。
米国では主要企業の決算発表が本格化するなか、取引終了後に決算を発表したIBMは小幅に下落しているほか、アルファベットやテスラ、テキサスインスツルメンツも弱い値動きで推移していることもあり、買い一巡後は不安定な値動きになりやすく、先物主導で戻り待ち狙いの売りが入りやすいだろう。また、昨日はキオクシアHD<285A>、東京エレクトロン<8035>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>など、指数インパクトの大きい半導体やAI関連株が買い先行で始まったものの、午後には下落に転じる銘柄もあった。
半導体やAI関連株の値動きには先回り的に先物の売買に向かわせやすく、これがインデックスに絡んだ商いにつながるため、本日も半導体株の動向に注意が必要であろう。半導体株が軟化する局面では景気敏感株や消費関連株などにシフトしやすい面はありそうだが、原油先物価格が上昇しているなかでは、明確な資金シフトは起こりにくいだろう。資源株の一角や決算を手掛かりとして個別対応になりそうだ。なお、昨夕決算を発表したところでは、オービーシステム<5576>、ブロンコB<3091>、三井松島HD<1518>、オービック<4684>などが注目される。
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