Rebase<5138>
■決算を受けてのFISCOアナリストコメント
・2027年3月期第1四半期決算は、好調なスタートを確認できた。売上高は前年同期比14.9%増の568百万円、営業損益は47百万円の赤字(前年同期は61百万円の黒字)である。オフィス移転にともなう一時費用は58百万円であり、それを除いた営業利益は11百万円となる。売上高の業績予想進捗率は24%(前年は21%)と好調なスタートであり、投資を継続しつつも、売上高広告宣伝費比率は25%と前期第4四半期の31%に対して効率的な運用の元での成長継続となる。利用数は前年同期比11%増の453千件、平均単価は4.3千円(前年同期は4.2千円)、利用総額は前年同期比15%増の1,954百万円、掲載スペース数は前年同期比14%増の47.9千件と順調に伸びており、利益面では組織強化を含めて飛躍的な成長の実現に向けた取り組みへの投資の時期となった。
・2027年3月期は、売上高で前期比10.0%増の2,400百万円、営業利益で同25.8%減の72百万円が予想されている。移転に伴う一時費用(58百万円)を除くと、営業利益は前期比34%増の130百万円となるが、中長期的に飛躍していくための積極的な投資は継続する。
・今期も減益となるものの、既存事業の成長が止まった訳でもなく、粗利が悪化している訳でもない。スキルシェア、フリーランス等のプラットフォーム、宿泊等のプラットフォームなどITプラットフォーム化を推進すること、オフィス系のソリューションを持つ企業、空き家利活用関連の企業、宿泊施設等の運営企業との連携による不動産周辺事業の拡張など、既存事業とのシナジーが期待される分野は多くあり、同社もその拡大を志向してきた。今回の減益予想も、既存事業と新規事業のバランスを取る最中の数値となる。遠からずバランスを取り戻すことで、成長軌道への回帰は想定され得る状況にあるという見方に変化はない。
・2029年3月期に売上高3,000百万円、投資を除いた実力ベースの営業利益700~800百万円とした場合、2029年3月期におけるPER15倍は、時価総額で約70億円となる(現在22億円)。既存事業のみが線形で成長した場合の無理のない試算となるので、将来的な投資の状況で利益は振れる。過去において成長期待から株価が買われていたこともあり、その反動が大きかったことは容易に想定できるが、現状の株価は売られ過ぎであるように見える。
株式会社Rebase:2027年3月期第1四半期決算説明会文字起こし(2)に続く
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