【JESEAが取り組む様々なリモートセンシング技術】
地球は太陽・月・多くの惑星などの影響を受けながら、刻々と変動を続けており、日本列島も同じく様々な影響を受け変動している。
変動する地球、あるいは日本列島の内部的、外部的な変動に影響を及ぼす外力の実態を、直接目で見て観測することは不可能だ。地震が起きる数十キロの地下の深い場所を、直接観測する科学技術が存在しないためである。だからこそ、地下から地中を通じて地表・空中・宇宙に現れる間接的な現象は、リモートセンシング技術で観測・監視し、予測せざるを得ない。
このリモートセンシングとは、簡単に言えば「リモートで観測する技術」である。直接手で触れたり肉眼で観察したりすることなしに、気象衛星やセンサーを利用して、さまざまな現象を観測することだ。
地震予測の主役である地殻変動をとらえるには、「地殻がどれほど動いたか」を正確に観測・測量する必要がある。他にも、地震の前に地下深くで発生する異常な地磁気やインフラサウンドをとらえるために、数々のセンサーによる観測が必要だ。地震の前兆をとらえ、地震を予測するためには、何よりもリモートセンシングの技術が必要とされるのである。
JESEAの会長を務める村井俊治東京大学名誉教授は、アジア人で初めて国際写真測量・リモートセンシング学会の会長を務めた、リモートセンシングの第一人者だ。
第3章 いま、警戒すべき3地域
第1位 東北地方~北海道太平洋岸
第2位 北信越地方
第3位 首都圏・伊豆諸島・伊豆半島
日本の国土は刻々と変化している。毎日数センチ動いては戻る。時には戻らない場合もあるし、戻り過ぎることもある。
日々観測することにより日本列島の「健康診断」をしている。その傾向と診断の結果は第4章でお伝えすることにする。
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