だから、その辺をざっくりと割り切れる「男性性=男らしさ」がSNSにはとても大事なのです。
「あの人がイヤだと思うかもしれない」と思っても「ま、いいや」と思って「投稿」ボタンを押せる勇気もまた「男性性」です。
人にどう思われようが気にしない「自己中心的」とも思えるメンタルを作るのも「男性性」が大きな役割を担います。
いいね!が付こうが、コメントが付こうが、気にしないし、気が向いたときにしか返信しないキャラを確立するにも「男性性」は大事です。
女子力高めな女子も、仕事モードの自分をちょっと思い出してください。
ある程度の線で切ったり、イヤな気持ちを抑え込んで仕事に向き合ったり、苦手な人ともビジネスライクに割り切って付き合ったりするでしょ?
あれが男性性なんですよね。
だから、そうした男性性がないとSNSはけっこう苦しい場所になっちゃうんです。
で、結局のところ自己肯定感の話になるんですけど、そして、ちこさんもたぶん自己肯定感を爆上げすることに精力を傾けていらっしゃると思うんですけど、だいぶ周りの人の反応を窺いながら生きて来られたような気がするんですよね。
私は中学生の時に、仲が良かった子から裏切られるということが2年連続で起こってしまい、それ以来人間不信になり、ご多分に漏れず、親密感の恐れもあります。
こういう経験があれば、人を信じることが怖くなり、何をするにも相手の反応が気になってしまいます。
もともと感性が豊かで、女性性が相当豊かな方だと思うので、この裏切り行為の傷は思いのほか深く、その後の人生をちょっと狂わせてしまったみたいです。
自分らしく振舞うよりも、周りの人の期待に応えようとしたり、自分のやりたいことをやるよりも、周りの人に合わせてしまったり、自分の意見を主張するよりも、調整役に回るようになったり、元気な笑顔を頑張って見せるようにしたり、イヤなことがあっても平気なふりをしたり。
そうすると優等生になるわけですけど、心の中は常に寂しく、また、苦しいものを抱えてきたかもしれません。
そのストレスをどうやって吐き出してきたのかなあ?とも思うんですが、抱え込みすぎて強制終了になったとするならば、そろそろその枠を外してもっとはじけた生き方をしてもいい時期かもしれません。
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