ポンド/円(GBP/JPY) 逆行は解消される
先週のレポートでは、ACラインに注目した。ACラインを下回っている状態は「時間の逆行」である。したがって、逆行が解消されるのであれば、ACラインの内側に戻ってくることになるからだ。実際には、ACラインを超えて内側に戻ったことで時間の逆行は解消された。次の注目日は4月22日前後である。
A点水準:約159円
C点水準:約158円
今週のポイントはこのまま落ち着いた動きになっていくのか否かということである。
<あくまでも個人的見解>
BCラインに注目したい。落ち着いた動きになっていくのであれば、上値抵抗線として待ち構えているBCラインを超えていくことが求められるからだ。
値動きのポイント
下落エネルギーの強い相場が依然と続いている。下値のメドとして150円前後を考えておきたい。目先の軟調な展開が下げ止まりから落ち着いた動きになるには、赤丸水準の159円を終値で超えていくことが求められる。
すなわち、159円を終値で超えることが出来ない限り、落ち着いた相場にはつながらないであろう。なお、上昇エネルギー相場へと転換するには164円50銭を終値で超えることが必要となる。
現在のシナリオ
上値の重たい展開は続くと考えられる。まず、ABラインとBCラインと上値抵抗線が控えている。先週末のローソク足が同事線に近い足になっている。そして、p点水準の節目に到達しているからである。下値のメドは青線表示の150円前後。
第2シナリオ
落ち着いた動きになっていく可能性もある。上値抵抗線であったACラインを超えて時間の逆行が解消された。換言すれば、時間の逆行が生じないとすれば、ACラインを割り込んでいく確率も低いということになるからだ。
なお、MACDはMACD自体は下げ止まり、横這いになっている。スローストキャスティックスの数値は上昇に転じ、売られ過ぎ状態から20%台に乗せてきた。
今週のペンタゴン(南アフリカランド/円)
今週のNY原油(WTI週足)
『☆ペンタゴンチャート分析<為替編>』(2016年4月17日号)より
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