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米ドル/円は依然、下落エネルギーが強い~各通貨ペア・ペンタゴンチャート分析=川口一晃

ユーロ/円(EUR/JPY) 正念場は続く

160417p03

先週のレポートでは、ACラインに注目した。q点を見てもわかるようにACライン水準が節目になっている。したがって、ACラインを維持することが出来るのか否かがポイントになったからだ。実際には、ACラインに絡みながらの展開になっている。次の注目日は4月18日前後である。

A点水準:約123円
B点水準:約128円

今週のポイントは節目を維持することが出来るのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>

ACラインに注目したい。前述したように、ACライン水準は下値の節目になっている。したがって、ACラインを維持できるのか否かがポイントになるからだ。割り込んでしまうと下値不安が広がることになろう。

値動きのポイント

下落エネルギーの強い相場が続いている。下値の第1メドは122円前後を考えているのだが、割り込むと下値不安が広がり、p点、q点そしてr点のN計算値に近い119円前後が下値のメドになっていこう。

上昇エネルギー相場に転換するポイントは赤丸水準の128円を終値で超えることである。すなわち、128円を終値で超えることが出来ない限り、下落エネルギーの強い相場が続くことになろう。

現在のシナリオ

軟調な展開が続く可能性がある。上値抵抗線BCラインが控えている。また、先週末の終値はACラインを割り込んできているからである。下値のメドは青線表示の119円前後。

第2シナリオ

下げ止まる可能性も残っている。週明けにB点が位置する時間帯に到達する。しかもq点水準の節目にも到達している。したがって、流れが変わる可能性があるからだ。

なお、MACDは下落トレンドが続いている。スローストキャスティックスの数値は10%台の売られ過ぎ状態で横這いとなっている。

豪ドル/円(AUD/JPY) 堅調な展開につながるか

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先週のレポートでは、ADラインに注目した。ADラインが下値支持線となり下げ止まりから落ち着いた動きになるのか否かがポイントになったからだ。実際には、ADラインの上方で反発に転じている。次の注目日は4月25日前後である。

A点水準:約76円50銭
B点水準:約84円50銭
C点水準:約89円50銭

今週のポイントは落ち着いた動きから堅調な展開につながるのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>

BDラインに注目したい。節目であるBDラインを超えることが出来るのか否かがポイントになるからだ。超えることが出来れば、堅調な展開が続くことが期待できる。

値動きのポイント

反発上昇が続いているが、依然と下落エネルギーの強い相場のままである。下値の第1メドは81円前後を考えたい。上昇エネルギー相場への転換のポイントは赤丸水準の84円50銭を終値で超えることである。すなわち、84円50銭を終値で超えることが出来ない限り基本的には弱気相場が続くことになろう。

現在のシナリオ

上値の重たい展開になっていく可能性がある。C点が位置する時間帯に通過すると同時に
同事線が出現している。しかもその同事線は上値抵抗線BDラインの下方に位置しているからである。下値のメドは青線表示の81円前後。

第2シナリオ

堅調な展開につながる可能性も残っている。下値支持線ADラインが控えている。また、ダブルボトムを形成した後に、そのボトムの上方から反発しているからである。

なお、MACDは上昇に転じ、買いシグナル点灯の可能性が出てきた。スローストキャスティックスの数値は上昇し、30%台に乗せてきた。

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