ロンドンFT紙、マイナス金利による日銀の資産劣化を危惧
ロンドンのFT紙は、マイナス金利によって日銀、ECBの資産が劣化することを危惧する記事を書いています。
マイナス金利によるコストを子分の民間銀行にだけ押し付けられず、親分の中央銀行自らも負担せざるを得なくなり、それが金融システムの不安になれば、何のためのマイナス金利策かわかりません。
黒田総裁は、そうならないためにも、少しでも早くマイナス金利付きQQEで経済を回復させ、正常な金融状態にすると言いますが、いつまでも実物経済に効果が出ない場合も、仮に効いて金利が上がる場合も、金融システムには大きな負担が生じます。
何とも無謀な賭けとしか言いようがありません。
『マンさんの経済あらかると』(2016年4月20日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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金融・為替市場で40年近いエコノミスト経歴を持つ著者が、日々経済問題と取り組んでいる方々のために、ホットな話題を「あらかると」の形でとりあげます。新聞やTVが取り上げない裏話にもご期待ください。