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松山英樹マスターズ優勝も日本ゴルフの未来は暗い?“ゾンビ”ゴルフ場と会員権に深い闇=栗原将

日本のゴルフ場業界は前途多難

今はまだ生き残っているゴルフ場はありますが、正直、日本のゴルフ場業界に明るい未来があるとは考えられません。

例えばアメリカであれば、ゴルフ場を計画する際、ゴルフコースの周辺に宅地開発を行い、エリア全体の価値を上げていきます。

日本では、会員権を売り出しさえすれば「濡れ手に粟」のボロ儲けができましたから、真面目なビジネスとしての取り組みは極めて少なかったのです。

最初の取っ掛かりに大きな間違いがありますので、営利ビジネスとしてのゴルフ場は極めて厳しいでしょうね。

もともとは英国で貴族の遊びであったゴルフは、いわゆる社団法人系のゴルフコースみたいに、年間の運転資金を会員全員から会費という形で集めて、会員以外のビジター収入には依存しないのが本来の姿と思っています。

そこに日本流のバブリーな会員権ビジネスが展開してしまったのですが、これは毒薬でしたね。

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image by:Rachaphak / Shutterstock.com
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海外投資とネットビジネスで海外移住、ハッピーライフ』(2021年4月13日号)より
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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