fbpx

質素な生活でも老後破綻に。家の修繕、介護、葬儀…生活費以外に貯金はいくら必要か?=川畑明美

老後2000万円問題が話題になりましたが、前回記事で老後は生活費だけでも4,000万円が必要だとお伝えしました。では、生活費以外の資金はいくら準備しておけば安心なのでしょうか?医療費や介護費、想定されるライフイベントから具体的な金額を計算します。(『教育貧困にならないために』川畑明美)

【関連】菅首相「3人のブレーン」が日本を壊す。竹中平蔵・三浦瑠麗・アトキンソンの売国計画=鈴木傾城

プロフィール:川畑明美(かわばた あけみ)
ファイナンシャルプランナー。2人の子どもと夫婦の4人暮らし。子育てをしながらフルタイムで働く傍ら、投資信託の積立投資で2,000万円の資産を構築。2013年にファイナンシャルプランナー資格を取得。雑誌を中心に執筆活動を行う一方、積立投資の選び方と積立設定までをマンツーマンで教える家計のコーチング・サービスを展開している。

老後25年間の生活費で4,000万円の貯金が必要

当メルマガでは前回、老後の生活費だけでも4,000万円が必要と試算しました。

【関連】老後2000万円ではもう足りぬ。“普通”の生活に「夫婦で4000万円必要」FPが試算=川畑明美

ただし年金額はそれぞれ違いますので、50歳以上の方は年金定期便で正確な不足額を計算してみてくださいね。

老後の平均な余命である25年間の生活費は、36.1万円 × 12ヶ月 × 25年で1億830万円です。ここから受給予定の年金額を差し引いてくださいね。

今回は、生活費以外で老後にかかる費用を考察したいと思います。

住宅リフォーム・葬儀・車の買い替えで600万円は必要

65歳以降にかかる費用としてしは、住宅のリフォーム費用があります。費用としては、200万円くらいを見積もると良いでしょう。

車がないと不便な地域にお住まいの場合は、買い換え費用としてさらに200万円が必要です。

また葬儀費用も、200万円くらい予定しておくと良いでしょう。

また、お子様が晩婚の場合は、結婚費用が100~300万円くらい必要です。お子様のマイホーム取得費用を援助したいのであれば、その資金も必要です。

Next: 医療費と介護費用が重要。いくら用意すれば安心して暮らせるのか?

1 2
いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー