「やりたいことが見つからない」と悩む時間はもったいない
不動産仲介・不動産コンサル業を始めるに至ったのも、「とりあえず自分の土地勘が働く分野だから」という消極的な理由でした。
現在の執筆業・投資業をメインとする生活も気に入っていますが、執筆は「依頼があるからやる」という、これまた消極的な理由ですし、投資も「より自由になるため」ですから、必要だからやるという感じです。
それでも十分満足する生活ができています。普通の人にとって、「お金はすべてを癒す」効能があるのかもしれません。
そして私の周囲の不動産投資家も、賃貸経営そのものが好きな人は、自分でリノベーションしたり楽しんでいますが、不動産投資そのものに愛着はない人も多く、淡々と物件を買い増ししている人もいます。
株やFXのトレーダーも、歯を磨くように日課としてトレードしている印象で、半分は趣味感覚なのでしょう。
彼らのSNSをのぞくと、普段は外食や旅行などを楽しんでいる様子で、特に何かに夢中になっているわけではないようです。
だからというと、ちょっと極端に振りすぎかもしれませんが、「やりたいことが見つからない」と悶々と悩む人は、その時間とエネルギーを「ちょっくら億万長者を目指してみるか」という方向に振り向けてみてはいかがでしょうか。
日々の生活に「軸」ができ、やるべきことが明確になり、意外に没頭できるかもしれません。
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『午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門』(2021年8月23日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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