スキャンダルにまみれた進歩派大統領候補の李在明
李氏は、2005年に嘉泉大学に提出した修士論文「地方政治不正腐敗の克服策に関する研究」について、盗作疑惑を受けている。
これまで嘉泉大学は、教育部(文部省)の李修士論文検証要求に対し、「検証時効が過ぎた」という理由で拒否してきた。教育部が再度、論文検証を要求した結果、嘉泉大学がこれを受け入れたものだ。
疑惑がなければ、こういう申立てが出るはずもない。過去の不倫事件や、不動産開発疑惑に関連づけると、「何かありそうだ」というイメージが湧くほど、李氏の身辺が「脱クリーン」であることは否定し難いのだ。
韓国は、超学歴社会である。李氏は、義務教育を終えた以降は、すべて検定試験で学歴の階段を上がった。苦労人であることは事実で、その努力ぶりに拍手したい。
だが、修士論文で盗作疑惑とは、その努力も泡になりかねない重大失点である。
派手な反日言動で与党候補に上り詰める
この李氏が、与党の大統領候補者で本命視された元首相の李洛淵(イ・ナギョン)氏を破った理由は、「反日言動」にあった。派手に日本批判を重ねてきたからだ。
李在明氏の日本観は、100年前の水準で止まった状態とされている。反日独立運動の観点から抜け出せない状態である。
日本経済新聞が、李氏を「過激な反日人物」と報道したところ激怒して、自身のフェイスブック(2020年9月2日)に掲載した文章が、その反日ぶりを示している。
「日本の保守右翼に警告する。(中略)今日の日本は極右勢力を支えた最長期政権の安倍総理の没落とコロナ禍、景気沈滞などでパニック状態だ。現実に苦しむ自国民の視線を外部へ転嫁して敵対感情を作り、内部の結束を強化する日本の極右勢力の伝統的戦略に従って、極右勢力が選択した突破口は韓日関係を捻じ曲げることでしかない。結局彼らが望むのは反韓感情の助長を通じた韓日対立だ。」
「日本の極右勢力に警告する。軍国主義の軍事大国だと言う愚かな欲望の為に、反韓感情を煽り、自国民をごまかすのはもうやめるべきだ。日本が夢見る普通の国になるにはカネとイージス艦でなく、平和と人権に対する国家的信頼があって初めて可能だ。そして国家的信頼の回復は侵略と人権侵害の歴史を反省し、心のこもった謝罪をする時にようやく始まるのだという点を心に刻むことを望む。」
※出典:<W寄稿>大統領選挙出馬「李在明」の憂慮される日本観=「過激」と言うよりは「時代錯誤的な迷夢」 – wowKora(2021年7月4日配信)
こういう反日観の持ち主が、与党の大統領候補者となっている。
激烈な反日演説を聴く思いであり、この人物が大統領に当選した暁は、文大統領以上の反日行動に出るであろう。
李氏が、直情径行であることは間違いなく、日韓関係はさらに大揺れを覚悟する必要があろう。触らぬ神に祟りなしで、近寄らないことが日本の利益になる。