アーリーアダプターだから見える「メジャーになる技術」
内田:その中で自分の経験で選んでいくんですね。マナブさんはどうですか?マナブさんは本当に色んなことにチャレンジされている方って印象がありますけど。
マナブ:中島さんはいわゆるイノベーター層で、最先端の場所にいる方だと思うんです。でも、僕の場合は一歩後のアーリーアダプター層だと思っています。僕は周りから情報が早いって思われているんですけど、でも僕の一段階前の人たち、イノベーター層の人達が本当はいるんです。中島さんとか、あと日本だと、堀江さんとか家入さんとか、イケハヤさんとか、そういう方達は明らかに僕よりも情報の速度が速いんです。そこから情報を取り入れても、僕の場合は理解度が速くないので、最初はよく分からないんです。
仮想通貨とかSolidityとかも、今すごい勉強してるんですけど、全然わからない。でも、分からないなりにすごい長時間コミットして色んな成果物を作っていたりとか、プログラミングコードを書いてみるとか、そういうことをやっていくと、だいたい3~4カ月とかすると、ちょっとずつ新しいテクノロジーの価値っていうのが見えてきて、それが見えたタイミングで、僕の場合は初めて自分なりのアクセルを踏める。
あくまで人から影響されただけだと、そこまで深く入り込めないんですけど、自分で、このテクノロジーは本当にすごいとか、ここにすごいめちゃくちゃチャンスがあるっていうのを、自分なりに手探りで見つけた時が、一番楽しくて、それをやっていると、僕の後ろにマジョリティの人達もいるわけじゃないですか。その人達からは早いと思われてるんですけど、僕は自分が遅いと思っていて、中間地点にいるっていう感じです。
内田:そうすると中島さんみたいな方々が最初にいて、その後にマナブさんがいて、その後にまたマジョリティの方々がいるみたいな構図になるんですか?
マナブ:そうです。仰る通りです。だから多分、僕がTweetして、中島さんのメルマガとかをお勧めすると、僕のフォロワーの方は、僕はどうやって情報を収集してるんだろうと多分疑問に思っているので、カルピスの原液は中島さんのメルマガだと僕が言うと、それを読んでみようという流れが起きるんだと思います。
内田:中島さんどうですか?今のマナブさんのお話を聞いて。
なぜマナブ氏は成功したのか?世界的エンジニアが分析
中島:僕はマナブさんが、YouTubeだったり、ブログで頑張ってるけど、頑張った過程を見てないんです。なので、どうしてこの人はこんなにYouTubeとかブログで成功したのかなっていうのを疑問に思ってきたんです。過去に遡って、それを調べるって結構難しいじゃないですか。でも、最近見たら、分かったんです。今、英語でブログ書いてるじゃないですか。それも、仮想通貨の話とかを。そのことがすごいなと思いました。
今までブログなり、YouTubeで、かなり日本市場では成功する実感を味わえた。でも、日本市場を相手にしている限りは、たかだか1億ちょっとなので、パイは限られているわけです。それに対して英語で発信するようになると、本当に10倍じゃきかない。日本人なんて世界の人口の2%以下でしょ。そういう事を考えると、英語で発信するのはいいし、それから自分で勉強し始めて、勉強し始めたものを発信するというのもすごくいいんです。発信しようとすると、ちゃんと勉強しなきゃいけないから、すごく根付く。だから、この人は今まで成功してきたんだな。多分、英語で書くとか、そんな簡単じゃないと思うんだけど、それをやってるのはすごいなと思って、感動しました。