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実は難しくない金融教育。子どもに「家は買うべき?借りるべき?」と質問すれば“お金”の本質に自ら気づく=遠藤功二

住みたい家はどんな家?

今回は例として、住みたい家を掘り下げます。

「住みたい家」の定義にエコ住宅をあげる方は多いと思います。特にエネルギー価格が上昇している昨今ではなおさらです。

再生可能エネルギーの話と貯蓄の話は、実は関連づけられます。

地球の資源をひたすら掘って燃やしていけば、いつか足りなくなるのは目に見えています。貯蓄がいくらあっても、収入がなければ、すぐに資金ショートしてしまうことと同じです。

太陽光や風力が電気を稼いでくれれば、化石燃料(貯蓄)の取り崩しペースを緩やかにできます。サステナブル(持続可能)です。

このように、住宅費用の話から、サステナブルな社会の実現の話に発展できます。

サステナブルから個人資産の話へ

サステナブルは、個人資産の話にも広がります。

老後までに自分の資産をすべて食い潰すプランでは、子どもに何も引き継げません。一方で、高配当株やリートで不労所得を大量に作っておけば、サステナブルな資産を築いたことになります。

税引後の配当利回り4%の高配当株を1億円保有すれば、400万円の収入が得られます。

年金収入が手取り200万円だとしても、老後の収入は合計で600万円になります。これだけあれば、生きていけるでしょう。

さらに、その1億円を子どもたちに託し、子どもたちの代で2億円にすれば、不労所得は800万円になります。

年金収入200万円と合わせて1,000万円の収入があれば、かなり豊かな生活が送れます。

Next: 「お金」を知れば、親の資産をあてにせず自分の力で生きていける

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