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FOMC、異例の0.75%利上げで景気より「インフレ退治」優先モードへ。日銀も動くか?=高梨彰

日銀はどうする?

市場では75bp利上げ実施後に米国債が大きく買われました。「年末のFFレートが3.4%ならば、それ以上に金利が現段階で上がるのも何でしょ」といった買いです。

合わせてインフレ退治優先は、Fedの見通しにもあるように数年後の利下げも連想させます。これも米国債に繋がった要因です。

あとはインフレ率がちゃんとピークアウトするかだけ。1日10bp単位の値動きが続いているだけに落ち着くのには時間がかかるでしょうが、市場参加者にとっては半歩前進です。

次は日銀。週末の会合でどのような決定を下すのでしょうか。

まとめ

・FOMCにて75bpの利上げ実施
・年内あと175bpの利上げが見込まれます
・夏場以降の景気減速、不意討ちのような在庫ダブつきに注意です

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image by:Federalreserve at Wikimedia Commons [Public Domain], via Wikimedia Commons
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徒然なる古今東西』(2022年6月16日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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