不動産投資をしたことのない人から「不動産は手間がかからないか心配だ」「本業が忙しいので手間がかからないようにできないか」と相談されることがあります。ほとんど手間はかかりませんが、実際にどんな作業が発生するのかを解説します。これらすら面倒くさいと感じる人は、不動産投資に向いていないかもしれません。(『1億円大家さん姫ちゃん☆不動産ノウハウ』姫野秀喜)
姫屋不動産コンサルティング(株)代表。1978年生まれ、福岡市出身。九州大学経済学部卒。アクセンチュア(株)で売上3,000億円超え企業の会計・経営計画策定などコンサルティングに従事。合間の不動産投資で資産1億円を達成し独立。年間100件以上行う現地調査の情報と高い問題解決力で、顧客ごとに戦略策定から実行までを一貫してサポートしている。
物件を買ったあとの手間はどれくらい?
先日、休みの日に物件の屋上の防水を補修してきました。
補修と言っても、たいしたことではなく、屋上付近の窓枠のコーキングを打ち直してきただけです。この屋上の防水コーキングは数年に1度、定期的にひび割れていないか目視確認しています。
で、今回、別件でその物件に立ち寄ったときに、コーキングがそこそこ傷んでいるのを見たので急きょ、近所のホームセンターに寄って、コーキング材(500円)とカッターナイフ(300円)を購入し、速攻で打ち直してきたのです。
もともとは別件で物件に来ていたので、その別件の作業も併せてトータルで2時間くらいの作業でした。
私は不動産投資をしたことのない人から「不動産は手間がかからないか心配だ」「本業が忙しいので手間がかからないようにできないか」と相談されることがあります。
で、いつも私は「不動産投資は買うまではかなりの労力がかかりますが、買ってしまえばそんなにかかりませんよ」と答えていました。
今回の防水コーキングも数年に1回2時間程度の手間しかかかっていないし、私個人としては、大した手間ではありません。
ちょっとした修理を手間だと感じる人は、不動産投資に向いていないかも
ただ、どんな作業が手間だと感じるかは人それぞれなので、このような作業を手間だと感じる人は、不動産投資には向いていないのかもしれません。
そういう人は素直に株やFXやその他の全く手間がかからない投資をすればいいのです。
不動産投資は、ちょっとした修理や手間くらいなら惜しまない人しかできません。
なお、全部業者に丸投げする不動産投資は確実に儲かりません。
そうはいっても、まだ不動産投資を始めていない人は、物件購入後どれくらい手間がかかるのかイメージしづらいと思いますので、具体的にどれくらいの手間がかかるのか、次頁に書き出してみます。
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