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イーロン・マスク氏、米国で信用ガタ落ち。中国に助けを求めたのは正解なのか?=浜田和幸

このところ米国内でのイーロン・マスク氏の信用はガタ落ちとなっています。そこで彼がSOSを発した相手が「中国」です。中国はイーロン・マスク氏を救うのでしょうか?(「 浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』 浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』 」浜田和幸)

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※本記事は有料メルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』2023年4月28日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にご購読をどうぞ。当月配信済みのバックナンバーもすぐ読めます。

プロフィール:浜田和幸(はまだ かずゆき)
国際政治経済学者。前参議院議員。米ジョージ・ワシントン大学政治学博士。『ヘッジファンド』『未来ビジネスを読む』等のベストセラー作家。総務大臣政務官、外務大臣政務官、2020年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会委員、米戦略国際問題研究所主任研究員、米議会調査局コンサルタントを歴任。日本では数少ないフューチャリスト(未来予測家)としても知られる。

イーロン・マスク氏の信用はガタ落ち?

ツイッターの買収から、脳とAIの合体実験まで、何かと話題満載のイーロン・マスク氏ですが、最新のアメリカの世論調査では「信用度が急落」となっています。

昨年の時点では電気自動車EVの「テスラ」が好調で、信用度ランキングでは11位でした。ところが、ハリス世論調査の今年のランキングでは、62位に転落。

ツイッター買収にともなう社内人事のゴタゴタが影響したようです。

加えて、テスラの自動運転機能が事故を頻繁に引き起こしているため、その安全性に危険信号が灯ったと言っても過言ではありません。

結果的に、テスラはライバルであるトヨタ・ホンダ・BMW・フォルクスワーゲン・フォードの後塵を拝する事態に落ち込んでしまいました。

アメリカの大統領選挙にも積極的に関与し、先週には出馬宣言を行ったフロリダ州のデサンティス知事とツイッター上でコラボし、「トランプ前大統領を蹴落とせ」とばかり、息巻いていました。

ところが、システム障害に見舞われ、出鼻をくじくように、放送開始から30分近く、音声が途切れるという大失態でした。

確かに話題づくりでは天才的な能力を発揮し、ファンの獲得につなげ、そうした熱烈な支持者にテスラの車を売り込む作戦で業績を伸ばしてきたマスク氏です。

とはいえ、アメリカ国内での信用度が危険水域に突入してしまいました。

そこで、彼がSOSを発した相手が中国です。

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