米国は食の嗜好が多種多様で、動物の肉を食べない方がかなりの数存在します。いわゆるベジタリアンやヴィーガンという嗜好の方々。中には体質の問題などではなく環境のために肉を食べない主義の方も多いようです。
昨年10月にはImpossible Foodsという植物ベースの肉代替食品を開発するスタートアップが、ビル・ゲイツさんらから$108M(100億円以上!)もの資金調達を行い話題となりました。
Impossible Foodsはまだ一般の人は食べられないのですが、今回は同じコンセプトで、同じくビル・ゲイツさんが出資しているBeyond Meatがスーパーで買えたので食べてみました。(『Be Magnetic!』三浦茜)
プロフィール:三浦茜(みうらあかね)
まぐまぐ編集長、ライフハッカー[日本版]編集委員などを経て、現在はアーリーステージのスタートアップ企業を支援するベンチャーキャピタル『Scrum Ventures』でマーケティングVPを務める。山形県出身、2014年よりサンフランシスコ在住。
アメリカのスーパーで買った「野菜肉」 そのお味のほどは…?
ビル・ゲイツ氏も注目 肉に代わる食品の開発
今日は、お友達のD[diː]ちゃんにお声がけいただき、D[diː]ちゃんがパーソナリティーのラジオ番組 ON THE PLANET に電話出演しました。
D[diː]ちゃんは「earth music&ecology」とコラボして「earth D[diː]&ecology」を展開したり、ファッション、漫画、音楽、小説、イラストなど様々な分野で作品を発表し活躍している大大大先生。ドドド緊張していたので、基本D[diː]ちゃんのペースで仲間内の恥ずかしすぎるニックネームを暴露されたりしてしまいましたが、ラジオ番組の裏側をちょっと垣間見れるよい機会でした。
ということで、せっかくなので電話出演のメインの話題となった、肉代替食品についてまとめてみました。
米国は食の嗜好が多種多様で、動物の肉を食べない方がかなりの数存在します。いわゆるベジタリアンヴィーガンという嗜好の方々。中には体質の問題などではなく環境のために肉を食べない主義の方も多いようです。
- 食用の牛、豚、鶏の飼育が地球温暖化を加速させる温室効果ガスの発生に寄与していること(人工的な温室効果ガスのうち18%が家畜が原因)
- 新興国の人口増加が予想されるが、それに対して家畜の生産が追いつかないこと(2013年のgatesnoteより)
などの理由から、肉に代わる食品の開発が注目されています。昨年10月にはImpossible Foodsという植物ベースの肉代替食品を開発するスタートアップが、ビル・ゲイツさんらから$108M(100億円以上!)もの資金調達を行い話題となりました。
Impossible Foodsはまだ一般の人は食べられないのですが、今回は同じコンセプトで、同じくビル・ゲイツさんが出資しているBeyond Meatがスーパーで買えたので食べてみました。
Beyond Meat(ビヨンドミート)とは?
Beyond Meatsは2009年創業のスタートアップで、シリコンバレーの有名VCであるKleiner Perkins Caufield & ByersやTwitterの共同創業者であるEvan WilliamsやBiz Stoneらが率いるObvious Venturesらが投資する注目企業です。
複数種類の牛肉と鶏肉に代わる植物ベースの肉代替食品を提供しています。Whole Foods, Targetなど全米の7,000を超える店舗で取り扱いがあり、冷凍または冷蔵の状態で商品を購入することができます。
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