顧客との関係性を深める
三越伊勢丹の戦略の中で最も重要な点は、上顧客をターゲットとしたCRM(Customer Relationship Management)で、これを上手くやっていけるのだとすれば今後も安定して伸ばし続けられる力を持っているのではないかと思います。
他の百貨店と比べると、PERやPBRは三越伊勢丹がかなり高くなっていて、頭一つ抜けている状況です。
しかも、そもそも富裕層の顧客が多い傾向にあったので、既に良い環境にいるように見えます。
三越伊勢丹の株価はもう上がっていて、今からは買いづらいところもあると思いますが、長い目で見て期待できる会社だと思いますし、富裕層向けのビジネスの話は今後投資を検討する際に活きてくるかもしれません。
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『 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 』(2024年7月29日号)より※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。