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村田製作所は買い時か?強み・弱みは?長期投資家が注視すべき業績と成長性=栫井駿介

村田製作所の株価

村田製作所<6981> 月足(SBI証券提供)

村田製作所<6981> 月足(SBI証券提供)

2020年の時に需要が急増して、株価は大きく上がりました。

ですが2020年をピークに2年間下げ続けたところ、2024年では大きく上げました

2024年に株価が回復した理由は、2つあります。

1つは2024年末に発売されたiPhoneの期待によって、売上増加が予想されたことです。

もう1つは村田製作所の競合である太陽誘電が、個人投資家で有名な井村俊哉さんから注目されて話題になったことが挙げられます。

直近は大きく下落していますが、足元の業績やiPhoneの売れ行きがあまりよくないことから期待値が剥落してしまったことが原因だと考えられます。

村田製作所の直近の決算

第3四半期の業績を見ると、営業利益 759億円です。

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青枠の前期と前年同期で比べてもほぼ変わらず横ばいとなっていて、大底を脱したような印象があります

PERは2025年2月現在約20倍で過去平均程度となっていて、割高でもなく割安でもない妥当な水準です。

長期投資として村田製作所を見ている人にとって、慌てるような展開ではないといえます。

ですが四半期ごとの業績でみると利益の変動が激しいので、村田製作所の将来性に確信を持っていないと株を保有し続けるのは難しいかもしれません。

ただ、半導体市場は今後も成長することが予測されているので持っていれば市場の拡大に伴って伸びることが期待できそうです。

2025年2月現在は、配当利回りも2%ぐらいあるので配当を受けながら将来の株価に期待しつつ保有しておくのもいいですね。

まとめ

村田製作所は積層セラミックコンデンサを製造していて、iPhoneの需要が伸びると同時に大きく成長してきた会社です。

村田製作所は業績の変動が激しいため、保有しておくのが精神的にきつくなる場面もあると思います。

ですが、主力製品である積層セラミックコンデンサの需要はこの先も大きくなっていくことが予想されています。

そのため、長期投資としても可能性のある銘柄だといえるでしょう。


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【関連】100億円投資家・井村俊哉さんのファンドに乗っかるべきか?運用方針と6つのリスクを解説=栫井駿介

image by:yu_photo / Shutterstock.com
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バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 』(2025年2月16日号)より※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。

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