5日の米ドル・円は、東京市場では155円23銭から154円35銭まで下落。欧米市場では154円61銭から155円49銭まで反発し、155円30銭で取引終了。本日8日の米ドル・円は主に155円台で推移か。米長期金利の下げ渋りを意識して米ドル・円は底堅い動きを保つ可能性がある。
米連邦準備制度理事会(FRB)は12月9-10日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25ptの追加利下げを決定する公算が大きいが、2026年に向けた金融当局者の金利見通しで一段の緩和に慎重なら、ドル売りは抑制されるだろう。一方、日本銀行は今月開催の金融政策決定会合で追加利上げを決定する可能性が高いとみられているが、2026年も複数回の利上げが実施される可能性が浮上した場合、日米金利差の一段の縮小を意識してリスク回避的な円買いが強まりそうだ。ただ、日本の財政悪化が引き続き問題視されており、日銀による追加利上げを受けても米ドル・円は152円台を維持する可能性は高いとみられる。
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