週明け9日の香港市場下落。主要90銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比348.83ポイント(1.35%)安の25408.46ポイントと3日ぶりに反落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も46.67ポイント(0.54%)安の8581.46ポイントと反落した。
中東情勢の緊迫が長期化するとの懸念が広がり、投資家のリスク回避姿勢が強まった。指数は午前の取引で一時3.3%安まで下げ幅を拡大する場面もあった。もっとも、午後に入ると下げ幅は縮小した。中国本土との相互取引(ストックコネクト)を通じた本土投資家の資金流入が相場を下支えしたためだ。本土投資家による香港株の買い越しが観測され、指数は安値圏から持ち直す展開となった。
ハンセン指数の構成銘柄では、不動産株の売りが目立った。恒隆地産(00101/HK)は4.9%安、恒基地産(00012/HK)は4.7%安、新鴻基地産(00016/HK)は3.7%安、長江実業地産(01113/HK)は2.3%安、領展房地産投資信託基金(00823/HK)は2.1%安と軒並み下落した。中東情勢の緊迫化を背景に世界的にリスク回避姿勢が強まり、景気動向の影響を受けやすい不動産株に売りが広がった。
金融株も総じて軟調だった。HSBCホールディングス(00005/HK)は3.9%安、友邦保険(01299/HK)は4.4%安、中国平安保険(02318/HK)は3.3%安、中国銀行(香港)(02388/HK)は2.6%安と下落。加えて、香港証券取引所(00388/HK)は1.9%安、サンズ・チャイナ(01928/HK)は4.4%安など取引関連や観光関連株も弱含み、相場全体の下げを主導した。
反面、エネルギー株には買いが入った。中国海洋石油(00883/HK)は3.3%高、中国石油天然気(00857/HK)は1.9%高、中国神華能源(01088/HK)は2.6%高と上昇した。中東情勢の緊迫を受けて原油価格の上昇観測が広がり、資源関連株への資金流入が目立った。また、比亜迪(01211/HK)は3.5%高、メイトゥアン(03690/HK)は2.3%高、蒙牛乳業(02319/HK)は2.2%高といった一部の成長株や消費関連株にも押し目買いが入り、指数の下げ幅縮小に寄与した。
中国本土市場は3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.67%安の4096.60ポイントで取引を終了した。
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