11日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感が強まる可能性はありそうだが、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。8日の米国市場は、NYダウが12ドル高、ナスダックは440ポイント高だった。米雇用統計の結果を受けて、労働市場や経済に楽観的見方が強まった。米国とイランとの戦闘終結に向けた進展を見極めたいとして売り買いが交錯するも、半導体やAI関連株を中心に買われ、ナスダック指数は最高値を更新。シカゴ日経225先物は大阪比825円高の63665円。円相場は1ドル=156円90銭台で推移。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで開始後ほどなくして62670円まで売られた後は、終盤にかけて上へのバイアスが強まり、63760円とナイトセッションの高値で終えた。ソフトバンクG<9984>やアドバンテス<6857>、東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株に資金が集中しやすいと考えられ、日経平均株価をけん引する流れが意識されそうだ。
なお、トランプ米大統領は、戦闘終結に向けた米側の提案に対するイランの回答について「まったく受け入れられない」と自身のSNSに投稿したと報じられている。この報道を受けてNY原油先物相場は1バレル=98ドル台に上昇して推移しており、寄り付き後の利益確定の売りに向かわせる可能性はあるだろう。ただ、日経平均株価はボリンジャーバンドの+1σ(60625円)と+2σ(63719円)とのレンジでの推移をみせており、前週の急伸によって+2σに沿ったトレンドを形成。底堅さを見極めつつ押し目狙いのスタンスに向かわせよう。
物色は半導体やAI関連株への資金流入を意識しつつ、ソフトバンクGなど主力銘柄がこう着感を強めてくる局面においては、出遅れ感のある中小型のAI関連株など、関連銘柄への物色に広がりをみせてきそうだ。そのほか、昨夕決算を発表したところでは、東洋合成<4970>、ips<4390>、コメ兵HD<2780>、ヤマザキ<6147>、クレスコ<4674>、ツカモト<8025>、サンワテクノス<8137>、アルファCo<3434>、テクマト<3762>、ガンホー<3765>、オンコリス<4588>、プリマハム<2281>、イルグルム<3690>、冶金工<5480>、セリア<2782>、五洋建<1893>、JT<2914>などが注目される。
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