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LIFULL、営業利益28.5%増 HOME’Sは10四半期連続前年超、サイト改善やAI活用で収益性向上

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2026年5月21日に発表された、株式会社LIFULL2026年9月期第2四半期決算説明の内容を書き起こしでお伝えします。

(参考)この資料のAIによるまとめ

伊東祐司氏(以下、伊東):株式会社LIFULL代表取締役社長執行役員の伊東です。本日は、ご視聴いただき、誠にありがとうございます。それでは、2026年9月期第2四半期の決算についてご説明します。何卒よろしくお願いします。

最近は、AIの発達が著しい状況です。当社もAIカンパニーとして、決算にAIを活用していこうという方針のもと、AIに決算資料を読み込ませ、スライドのようなエグゼクティブサマリーを作成しています。

この1枚に本日お伝えしたい内容が凝縮されていますので、ぜひ参考としてご覧ください。

Index

本日のインデックスは、スライドのとおりです。上から順にご説明します。

主要なポイント(2026年9月期第2四半期)

本日の主要なポイントを3点にまとめています。

1点目は、HOME’S関連事業が引き続き好調を維持しており、今回も増収増益の決算を牽引しています。

2点目は、AI活用をさらに促進しています。詳細については後ほどご説明します。

3点目は、今期の計画および3ヶ年の中期経営計画についてです。今期は中期経営計画の1年目であり、半年が終了したタイミングです。中期経営計画の達成に向けて、最初の半年は順調に進捗しています。

2026年9月期 第2四半期 連結業績サマリー -売上収益-

決算ダイジェストからお伝えします。売上高は149億円となり、前期比でプラス4.3パーセントの増収という結果になりました。継続的なサイト開発や営業強化などの施策が奏功し、HOME’S関連事業が牽引しています。

2026年9月期 第2四半期 連結業績サマリー -営業利益-

営業利益についてです。営業利益は23億4,400万円で、前期比28.5パーセント増と大幅な増益となりました。HOME’S関連事業の増収および収益性の向上による結果です。

簡易損益計算書 IFRS

決算情報についてです。簡易損益計算書(P/L)です。HOME’S関連の好調が続いていることから、売上収益は前期比4.3パーセントの増収、営業利益は前期比プラス28.5パーセントの大幅な増益となっています。

昨年の四半期利益は37億2,300万円でしたが、今期は15億4,400万円となり、前期比マイナス58.5パーセントという結果です。スライドの注釈6番に記載のとおり、前期は海外事業のリストラクチャリング、いわゆる撤退による一時的な利益として約29億円を計上していたことが主な要因です。

四半期利益は、この影響を除いて今期と同じ条件で比較した場合、前期の約2倍と順調に推移しています。

セグメント別売上収益・利益 IFRS

セグメント別の業績は、スライドのとおりです。HOME’S関連事業は、継続的な施策による集客力向上により増収増益となっています。その他は、地方創生関連事業による増収という結果です。HOME’S関連事業に関しては、後ほど詳細に触れます。

財政状態計算書の状況 IFRS

財政状態計算書(B/S)についてです。前期の株主還元強化に伴う配当の支払い、および来期に予定されている本社移転に係る本社退去に関する費用を今期中に支払ったことにより、現金がやや減少しています。ただし、これらはいずれも一時的な要因です。

キャッシュ・フローの状況 IFRS

キャッシュ・フローの状況についてです。営業キャッシュ・フローは、主にHOME’S関連事業の収益力向上により増加しました。他の点については、スライドに記載のとおりです。

2026年9月期の業績予想と進捗状況 IFRS

2026年9月期の進捗については、スライドに示すように順調に推移しています。今期は、中期経営計画3ヶ年の初年度にあたる年であるため、まずは足腰をしっかりと強化することを目的に、主に採用やプロモーション、AI分野への投資を強化しています。

2026年9月期第2四半期 HOME’S関連 概況

セグメント別事業概況です。主に、HOME’S関連事業についてご説明します。HOME’S関連事業は、非常に順調に推移しています。売上高は135億8,400万円で前期比プラス4.2パーセント、セグメント利益は25億9,100万円で前期比プラス19.1パーセントと、いずれも好調です。

継続的なサイト改善に加え、営業強化および戦略的なプロモーションを展開しています。事業内では、AIの活用をさらに推進しています。

HOME’S関連 セグメント売上収益 -四半期別-

四半期別で見ると、回復基調から成長基調へと移行し、売上収益は10四半期連続で前年を上回る結果となっています。新型コロナウイルスの影響で苦しんだ時期もありましたが、成長軌道にしっかりと戻ってきたと考えています。

LIFULL HOME’Sの好調要因

「LIFULL HOME’S」の好調の要因についてです。スライドの円の左側にあるサイト改善を起点として、しっかりと集客力を向上させた結果、問い合わせが増加しました。問い合わせの増加は、収益力の向上につながっています。

当社は、反響課金というビジネスモデルを採用しており、問い合わせの増加がそのまま売上に直結する仕組みとなっています。スライドの円が力強く回っていることが、好調の要因です。

当社は自前で開発、プロモーション、営業までを一気通貫で行える点が強みです。この強みを十分に活かし、成長スピードをさらに向上させていきたいと考えています。

HOME’S関連の重要指標の推移 – 顧客数・ARPA –

HOME’S関連事業の重要指標である顧客数およびARPA(1顧客あたりの売上)がともに伸びています。売上は「顧客数×ARPA」というかたちに分解できますが、両方が伸びているのは非常に理想的な状態です。

まさに自転車の両輪のように、力強く進んでいる状況にあります。2期連続で昨年同期を上回る結果を出せていることは、非常に好調な状態を示す、なによりの証拠になっていると考えています。

外部評価 No.1を多数獲得

外部評価においても、多数のNo.1を獲得しています。スライド左側の「物件鮮度」の指標については、正確で間違いのない情報が鮮度高くサイトに掲載されていることを評価され、2年連続でNo.1を獲得しています。

各種カテゴリにおいて、使いやすさや物件数などのNo.1をいただいています。これらの強みをプロモーションにしっかり活かし、ユーザーのみなさまに選ばれ、支持されるサイトを目指していきたいと考えています。

不動産投資領域「健美家」の進捗

不動産投資領域で展開している「健美家」の進捗についてです。2020年の子会社化以降、「LIFULL HOME’S」とのシナジー促進、データベースの統合、営業強化の施策などを実施してきました。その結果、投資掲載物件の掲載数でNo.1を獲得することができました。

この勢いを維持しつつ、ユーザー数の拡大および問い合わせ数の拡大を目指し、さらなる成長を加速させていきたいと考えています。今後の展開にぜひご期待ください。

繁忙期に合わせた積極的なプロモーション投資

プロモーションについてです。1月から3月のいわゆる住み替えの繁忙期とされる時期に合わせて、積極的なプロモーション投資を行ってきました。

テレビCMでは、「借りる」だけでなく「売る」「買う」「建てる」といった幅広い領域に「LIFULL HOME’S」が対応していることを訴求する、新たな素材のCMを展開しました。また、これに関連したSNSキャンペーンなども実施しました。

テレビCMでは、現在好調な注文住宅領域に特化したCMを特定地域で放映するなど、業績拡大に貢献する施策を実施してきました。

「LIFULL AI」のプロモーションを開始

昨年12月にリリースした「LIFULL AI」は、最新のAIを搭載した「AIホームズくん」と対話しながら利用者を深く理解し、最適な物件を提案するAI搭載のサービスです。「LIFULL AI」の認知度を向上させ、多くの方に利用していただくためのプロモーションも開始しています。

LIFULLグループのAI活用

LIFULLグループにおけるAI活用についてです。LIFULLは、AIカンパニーとして世の中を革新していくことを目指し、ユーザー、不動産会社を中心とした事業者、そしてLIFULL社内という3つの方向で活用を進めています。

ユーザーのみなさまに対しては、AIを活用した住まい探しのコンシェルジュを目指します。不動産事業者を中心とした事業者のみなさまには、AIを活用した業務効率化や業界のDX推進を支援する考えです。

社内ではAIを積極的に活用し、AIファーストを徹底することで、「住領域×AI」という新しい市場でリーディングカンパニーを目指し、社内で一丸となって取り組んでいます。

様々なサービスにAIを活用した機能を実装

スライドには、最新の事例が記載されています。

ユーザー向けには「LIFULL HOME’S 住まいの窓口」という当社の相談サービスがあります。来店前に、音声で接客ができるAIエージェントを導入しています。

不動産事業者向けには、写真を撮影した際に殺風景に見える部屋に、AIを活用して家具を配置し、住んだ後のイメージを提供するサービスを展開しており、好評をいただいています。

スライド右側には、従前より取り組んでいる施策が記載されています。AIを活用しておとり物件を検知し、物件鮮度No.1の実現に寄与する施策を推進しています。

生産性向上に向けて社内のAI活用をさらに推進

社内でのAI活用は非常に進んでおり、すでに従業員の96パーセント、ほぼ全員が日常的にAIを利用している状態です。その結果、5万時間の業務時間を創出することができており、今後さらに拡大していきたいと考えています。

現在、さらなるAI活用の取り組みのSTEP2として、選抜メンバーにAI活用トレーニングを実施し、活用の推進度をさらに高めることを目指しています。この半年間で、役員全員が受講する予定です。

トップからAI活用を積極的に推進し、会社全体でも団結して取り組みを盛り上げていきます。

中期経営計画 (2026-2028) のアクション進捗

中期経営計画の進捗についてです。中期経営計画は、今期から3ヶ年で立てています。LIFULLグループにはさまざまな事業がありますので、中長期的に、グループシナジーを最大化し、「住領域×AI」でNo.1カンパニーを目指すことを掲げています。

そのために、3ヶ年の定量目標として、売上高を350億円から400億円、営業利益を55億円から60億円と設定し、過去最高を目指しています。

今年は中期経営計画の1年目に当たる年です。まずは、スライドで示した3つの項目を中心に投資を強化し、組織の基盤を強化していく方針です。中期経営計画を達成するため、この投資を基盤強化と位置づけています。

1つ目は、採用の強化です。先ほども示したように、足元でHOME’S関連事業は好調な状態を維持しています。さらに伸ばすべく、特にフロント人材、営業、窓口のコンシェルジュ、一部エンジニアの採用を強化しています。

2つ目は、最適な広告宣伝への投資です。競合他社もプロモーション活動を積極的に強化していますが、競争に押し負けないよう、当社でも引き続きプロモーションを強化していきたいと考えています。

2つ目は、AI活用です。社内においては、基本的にすべてが順調に進捗しています。

人材の採用については、一部のAI関連職種の採用については計画がやや遅れているため、現在の進捗評価は三角としています。ただし、全体的な採用計画は順調に進んでおり、トータルではすべて順調と評価しています。

(再掲)2026年2月に株主優待制度の新設を発表

株主還元の強化についてです。スライドは再掲になりますが、2026年2月に株主優待制度の新設を発表しました。内容は、スライドに記載のとおりです。

株主優待制度の新設の発表後の株式指標の推移

株主優待制度の新設から3ヶ月が経過し、結果として株価および出来高は発表後に大幅に上昇し、一定のご支持をいただけたのではないかと思います。総株主数も前期末比約3,000名増と、約2割増加する結果となりました。

優待対象となる株主数は約2.2倍となりましたが、コストはシミュレーションしていた範囲内に収まっており、継続性にも問題はないと見込んでいます。

株主還元の拡充(まとめ)

今期の配当予想に株主優待を加えた総利回りは6.7パーセントを見込んでいます。今後も状況を注視しつつ、株主還元の拡充を検討していきます。

中期経営計画達成に向けて好スタート さらなる成長加速を目指す

中期経営計画達成に向けた良いスタートを切れた第2四半期となりました。さらなる成長加速を目指していきますので、引き続きご支援いただけると幸いです。

質疑応答:不動産市況の現況と今後の展望について

司会者:「首都圏を中心に、不動産市況をどのように捉えていらっしゃいますでしょうか? 新築・中古とマンション・戸建・土地といった種別での分析をおうかがいできればと思います」というご質問です。

伊東:不動産市況は、依然として好調を維持しています。

最近のニュースでは一服感が出ているとされていますが、私どもはマーケットレポートというかたちで、掲載データや問い合わせデータから市場の動向を発信しています。この1ヶ月から2ヶ月は若干一服感が見られるものの、引き続き力強い成長が続いていると考えています。

種別ごとの具体的なご説明については、本日は割愛しますが、私どもの強みは、賃貸、新築マンション、新築戸建、中古マンション、中古戸建、土地、不動産投資、そして注文住宅まで、全メニューを網羅している点にあります。

市況としては、新築マンションの価格上昇や、それに伴う中古マンションの価格の上昇、さらには賃料の上昇など、さまざまな要因があります。ただ、移動ニーズが存在する限り、私どもの「LIFULL HOME’S」をさまざまな場面でご利用いただける機会があると考えています。

市況を注視しながら、さらに伸びしろのある領域にリソースを重点的に投入し、事業拡大を図っていきたいと思っています。

質疑応答:中期経営計画初年度の進捗と投資計画について

司会者:「期初計画対比で上振れた要因を教えてください。期初計画が保守的だったのではないでしょうか?」というご質問です。

福澤秀一氏(以下、福澤):執行役員CFO経営統括本部長の福澤です。

一言でお伝えすると「計画に対する進捗が良かった」と言えます。保守的というわけではありませんが、中期経営計画の初年度であるため、しっかり投資を行い、中期経営計画期間中に売上高成長率を高めようということで予算を編成しています。

毎期、現在も来期予算の策定に取り組んでいますが、昨年も初夏のタイミングから予算を作成しました。その時点の状況を考慮しながら、人への投資、広告宣伝費への投資、さらにプロダクト、それに関連するサイトの開発・改善にも力を入れてきました。

これらは、しっかりとコンテンツを構築し、データを蓄積する上で重要な要素となるため、その分野に投資をする計画を立てていました。大きな投資を行わずとも売上を着実に伸ばすことができ、その結果として利益率が向上しました。

ただ、ここに甘んじることなく、未来の売上成長が期待できる分野に対しては投資していきたいと考えています。そのため、保守的というよりは、投資できる余力を予算の中で確保し、売上高成長率を高めていきたいという背景があります。

質疑応答:広告宣伝費の投資と事業成長戦略について

司会者:「営業利益の進捗が高く見えますが、下期の広告宣伝など、コストの使い方を教えてください」というご質問です。

伊東:おっしゃるとおり、現在のところ非常に良い進捗を見せています。下期も事業環境として非常に良好な状態であり、引き続きご支持をいただいています。これをさらに拡大するため、必要に応じて広告宣伝費への投資を積極的に行いたいと考えています。

ただ、我々は現在も日次で広告宣伝費を管理し、どこにどれくらい投下すればどれほどのリターンが得られるかを確認しながら、投資の軌道修正を行っています。無駄を防ぎつつ、業績拡大に貢献する分野にしっかりと投資していきたいと考えています。

当社は、中期経営計画の3ヶ年において事業を着実に成長させていくことを目指しており、現在は1年目として、成長よりも足腰を強化する時期と位置づけています。そのため、広告宣伝費の投入や人材採用にも積極的に取り組んでいきます。

事業は成長が続いているため、さらに伸ばし、確かなものにしていくための投資を進めていきたいと考えています。

質疑応答:反響課金における中古マンション価格上昇等の影響について

司会者:「HOME’S関連事業の好調について、反響課金の中で、中古マンション価格の上昇・家賃上昇など、インフレの恩恵はありますでしょうか?」というご質問です。

伊東:中古マンションの価格が上がると、掲載価格に応じて反響課金も増えるため、その恩恵を受けています。

同時に、みなさまもご存じのように、人気物件はすぐに決まってしまうなど、依然として競争の激しい状態が続いています。その影響により掲載期間が短くなることもあり、プラスとマイナスが相殺される部分もあるかと思います。

ただし、おっしゃるとおり、こうした価格の上昇は、不動産会社の収益向上に寄与すると同時に、当社の広告費収益の向上にもつながると考えています。

質疑応答:「健美家」の利益動向について

司会者:「『健美家』が伸びているようですが、利益動向はいかがでしょうか? 楽待社は約40パーセントの営業増益と好調なようですが、いかがですか?」というご質問です。

伊東:「健美家」の利益動向については、順調に利益を上げており、進捗しています。一方、「健美家」はまだ投資フェーズにあり、拡大の余地が十分にあると考えています。そのため、利益を優先するというよりは、足元で投資を行い、成長を加速させることに重きを置いて進めていきたいと考えています。

質疑応答:AI時代における住まい探しの影響と対応について

司会者:「AIと事業の関連につきまして、AIとの対話による不動産会社や物件の紹介から取引につながる事例が増えて、ポータルサイト経由の反響が減ったというお話をうかがったのですが、御社ではどのような手応えを感じておりますでしょうか?

また、ポータルサイトからの事業変容などの可能性もあり得ますでしょうか?」というご質問です。

伊東:まさにAIの進化は凄まじく、あらゆるサイトが見られなくなり、AIですべてが完結する時代になるというレポートも出ています。我々も、その動向をしっかり注視しています。

足元の数字を見ると、住まい探しにおいては、まだAIだけですべてが完結するというよりも、しっかりと当社のようなポータルサイトを利用し、写真などを確認しながら比較検討することが重要であると考えています。

また、当社ではコンシェルジュを配置しており、人に相談しながら進めるという、人生で一番高い買い物とも言われる住まい探しに慎重さを求める傾向が、依然として根強いと感じています。

そのため、足元の数字を見る限り、一部では記事コンテンツが読まれなくなるといった動きが見られるものの、事業への影響はまだ軽微なものにとどまっています。しかしながら、今後この動きが一気に進む可能性があるため、当社としても対応を進めていきます。

業界初となる住まい探しをAIで実現する「LIFULL AI」をご紹介しましたが、こうしたサービスをいち早く導入し、AI時代を先取りした住まい探しを当社から創り出していきたいと考えています。

質疑応答:2025年9月期以降の利益目標と投資計画について

司会者:「上期の進捗を踏まえて、来期に目指せる利益水準を、現状はどうお考えでしょうか?」というご質問です。

福澤:来期について、現在ちょうど予算を組んでいます。補足すると、2025年9月期の営業利益は38億円でした。この水準はしっかりと達成可能な実力値であり、これを上回る利益を出していきたいと考えています。

私たちは株式市場に上場しているため、株価動向も注視しています。今期は、中期経営計画の初年度として、しっかり投資を行い、売上を成長させる方針を開示しました。その後の株価形成を見ると、計画に対する市場の信頼感を十分に得られていないのではないかと感じています。

第2四半期の決算について、非常に良い結果だと認識していますが、株価の反応は期待ほどではありませんでした。そのため、利益をしっかり出すことが重要であると考えています。増益を実現する中で、どこまで投資を行いつつ増益を継続できるかが課題だと考えています。

前期には営業利益38億円を達成する実力があり、そこから増収も進んでいます。そのため、最低限38億円を超える利益を確保しつつ、さらにどこまで増益が可能かを進めています。11月に開示予定ですので、ご期待いただければと思います。

質疑応答:不動産ポータルサイトにおける評価とAI活用戦略について

司会者:「『SUUMO』との競合状況を教えてください。対『SUUMO』で、御社の優位性はどう変わりますでしょうか?」というご質問です。

伊東:よくいただく質問です。今はもちろん「SUUMO」も含めて、外部評価No.1を目指しています。当社がこだわっているのは、スライド左側にある全体の物件鮮度です。

昨今、「ポータルサイトに問い合わせた際にないと言われた」「せっかく期待に胸が膨らんだのに、がっかりしてしまった」といった声を直接いただくこともあります。このようながっかりする体験をできるだけ減らすために、AIも活用して、物件の鮮度を向上させています。

その結果、2年連続でNo.1をいただいており、ユーザーから高い支持を得ている証だと思っています。

賃貸・売買分野では、非常に使いやすいサイトとして、外部評価No.1をいただいています。新築分譲マンションや新築戸建においては、掲載物件数No.1の評価を受けています。売却査定では、物件価格が高騰し売却ニーズが増加する中で、質の高い査定が評価され、訪問査定率No.1となっています。

このように、カテゴリごとに見れば優位性が出てきている部分もありますが、全体ではまだ課題が残っています。こうした強みを武器に、プロモーションを含め、今後も積極的に取り組んでいきたいと考えています。

AI時代の到来に伴い、競争環境も大きく変化していくと考えています。そのため、AIを活用した住まい探しにおいて、新しい市場で選ばれるサービスを創出したいと考えています。

質疑応答:他企業との競合および協業関係について

司会者:「『ニフティ不動産』も伸びているようですが、『ニフティ不動産』は御社と競合しますでしょうか?」というご質問です。

伊東:「ニフティ不動産」は、一部で我々と重複する部分もあるかもしれませんが、当社と「ニフティ不動産」は取引関係にあり、相互に補完し合っています。

不動産市況自体が注目を浴びており、問い合わせが増加している状況があります。「ニフティ不動産」も好調だと思いますが、直接的な競合というより、互いに補完し合い、協業関係にある立場です。

質疑応答:セキュリティトークンの取り組みと今後の展望について

司会者:「関連会社で不動産クラウドファンディングに取り組み中ですが、さらに進めて、不動産セキュリティトークンに関与する可能性はありますでしょうか?」というご質問です。

伊東:現在、クラウドファンディングを進めていますが、セキュリティトークンについては過去に、試験的に取り組み、さまざまな知見を得ることができました。しかし、当時は時期尚早な部分もあり、我々の期待どおりの数字が出なかったため、いったん後回しにしています。

ただし、今後、整備が進むことでこれらのニーズが増加すると考えていますので、我々としては準備を進めていきます。

質疑応答:LIFULLグループの株主還元方針について

司会者:「株主還元の考え方を教えてください」というご質問です。

福澤:まず、全体的なLIFULLグループの考え方について先にお話しします。LIFULLは、売上を上げ、利益を稼ぎ、それをステークホルダーに還元するという考え方を持っています。

還元の先としては、国への税金としての納付、従業員への賞与としての報奨、株主のみなさまへの還元、そして未来への投資としての内部留保を基本的な考え方としています。

この還元方法に則り、配当性向について考えると、均等に分配する上で当期利益の50パーセントが望ましい還元額となります。しかし、現在は中期経営計画に沿った投資の時期にあたるため、現状の配当性向は30パーセントにとどまっています。

また、国内事業を伸ばすために、今後M&Aを検討する部分もあり、配当性向が50パーセントには至っていません。この点については、今期から株主優待を開始し、配当性向30パーセントに株主優待を組み合わせた還元を行っています。

まだ余力としては15パーセント程度となっています。現在は内部留保を厚めにしている状況ですが、この中期経営計画期間中に内部留保がしっかり積み上がれば、株主還元をさらに強化していきたいと考えています。

そのため、会社としては配当性向50パーセントを目標に据えています。この目標に向け、段階的に近づけていく方針ですので、ぜひ期待を持っていただければと思います。

伊東氏からのご挨拶

伊東:本日はご視聴いただき、ありがとうございました。資料で繰り返しお伝えしているとおり、第2四半期までは非常に良いスタートを切ることができました。

我々は、今期目標の達成はもちろんのこと、中期経営計画の3年間で確実に最高益を出すことを目指し、社内一丸となって取り組んでいきます。

AI時代は、我々にとって追い風と捉えています。我々は昨年で創業30周年を迎え、来年が設立30周年にあたる年です。1995年の創業時には「Microsoft Windows 95」が発売されましたね。懐かしいです。

我々は、インターネットの広がりとともに成長してきた会社です。創業から30年が経過した今、AI時代はこれまでの30年分の革新が、今後3年ほどで起こるのではないかとも言われています。

このような時代において、我々は再び勝負を仕掛け、さらなる成長を目指していきます。これからの事業環境においても、社員全員で一致団結し、取り組んでいきます。ぜひ、今後の成長にご期待いただければと思います。

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