■中期経営計画
1. 成長戦略
CRI・ミドルウェア<3698>は、従来の各事業の成長戦略に、主に事業面以外の戦略や方針などを追加した「CRIグループ中期経営計画(2026-2030)」(中計2030)を推進している。ゲーム事業で得られた技術やノウハウ、知見、資金を、エンタープライズ事業の研究開発や営業強化に投下することで事業領域を広げ、グループ全体で飛躍的な成長を目指す。そのなかで、音と映像という得意分野を一層突き詰めるとともに、ゲーム依存の事業構造を、中期的にモビリティ、ゲーム、オンラインコミュニケーションの3本柱をコアとする事業構造へ変革する。これにより、これまでやや漠然としていた成長戦略を、コア事業を中心に一層意図的・戦略的に実行することで成長を促進する。海外子会社設置やオフィス/スタジオの拡張、M&Aなどのため2028年9月期は利益率が一時的に低下するものの、2030年9月期までに売上高100億円(2025年9月期34億円)、営業利益率20%(同16%)、許諾売上高比率60~70%(同66%/M&A分を除外)、ROE15%以上(同11%)の達成を目指している。なお、足元で中期経営計画がスタートしたばかりだが、2026年9月期中間期は減収減益とはいえ計画どおりに着地し、中期成長へ向けた技術・施策も揃ってきたことから、順調な立ち上がりになったと言えよう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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