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オープンドア Research Memo(1):逆風のなか、営業利益黒字化に向けた成長施策を実施

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■要約

オープンドア<3926>は、日本最大級の旅行比較サイト「トラベルコ」の運営を中心にインターネットコンテンツの企画運営及びソフトウェア開発を行うWebサービスプロバイダーである。売上高のほとんどは「トラベルコ」によるもので、売上の大半は掲載された旅行プランが予約された時点で旅行サイト運営会社から獲得する手数料収入(成果報酬型)で占められる。強みは、ほぼすべての旅行ジャンルをカバーしていること、日本最大級の比較サイトとしてユーザーにとっては最も安いプラン・チケットが見つけられるという利便性があること、ほぼすべてのシステム開発を内製化していることの3点が挙げられる。

1. 2026年3月期の業績概要
2026年3月期の連結業績は、売上高が前期比2.0%増の2,453百万円、営業損失が45百万円(前期は102百万円の損失)、経常損失が34百万円(同101百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が1,131百万円(同120百万円の損失)となった。円安や燃油価格の高止まりによる旅行費用の高騰が継続したものの、増収を確保し、営業損益も大きく改善した。

2. 2027年3月期の業績見通し
2027年3月期の業績見通しについては、日本人のレジャー旅行市場は、円安などのマクロ要因による変動幅が大きく、精度の高い予測が困難なため現時点では未定とし、合理的な予測が可能となった時点で公表する予定である。同社では、AIによるシステム開発など、全社的な業務効率の向上と最適化を推し進め、事業成長とコスト削減の両立を図ることを目指している。SEM・SEO・AIO(AI検索最適化)を強化・推進することでさらなる需要獲得を図る方針であり、プロモーションについても広告運用の最適化による費用対効果を向上させながら、市場の状況に合わせて柔軟に検討を継続していくものと見られる。

3. 成長施策
エンジニアを中心とした開発リソースの強化に注力しており、全従業員の約5割に相当する約90名がシステムエンジニアである。ほぼすべてのシステムを内製開発する体制を維持することで、市場トレンドに合わせた迅速かつ高品質なサービスの開発・展開を機動的に行っている。2027年3月期は、(1) トラベルコ新メニュー、(2) AI事業、(3) 業務渡航、(4) 旅行会社向けオンライン予約システム、(5) 伝統的工芸品の越境を含めたECマーケットプレイスの領域で、成長施策を実施する。

■Key Points
・2026年3月期は旅行費用の高騰が継続したものの、底堅く増収を確保
・2027年3月期はマクロ要因による変動幅が大きく、業績予想は未定
・成長施策の実施で営業利益黒字化を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 星 匠)
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